フジロック フェスティバル   (浮かれすぎには御用心編①) 

お酒の失敗談

断酒5年生です。どーもバソです。

いや~今年の『フジロック』もアッという間に終わっちゃいましたねぇ~

今回は前回に引き続き、過去に参加した『フジロック』での出来事をお届けします。


わたくし、20代前半の時から9年連続で『フジロック』に参加した時期がありまして、(前回で『フジロック』のおおまかな説明をしてます)

最初のうちは手探り状態での大規模野外フェスの過ごし方でした。なにせ経験したことがないので、「何を持っていた方が便利」だとか「これは必要ない」とかが分からず、あれもこれもと車に積んではの車中泊で過ごすこととなります。キャンプサイトでテントを張ったのは結局2回だけでした。

そんなほぼほぼ車中泊メインで過ごしてきた訳なのですが、これが通ううちに段々と慣れていくものでして、自分に適した過ごし方や持ち物などが少しずつ分かってきました。例えば必需品だったものですとレインウェア(カッパ)、長靴、帽子ですかねぇ。なにせ雨が降ってくる事なんてしょっちゅうですから、快適に過ごすにはそれなりのレインウェアが必要でした。そして、雨が降ると歩道がぬかるんだりするので、よほど天気が完璧に晴れでない限り、ショート丈の長靴で過ごしていました。帽子はもう天候に関係なくMUSTアイテムなのは言うまでもありません。

それだけ「必需品」だと言っているにも関わらず間抜けな私は、雨が降ってきたから「さあカッパの出番ですな‼」と余裕でリュックの中を探せどズボンの方しか入れてなかった時はまいっちゃいました。ライブ前に車に取りに戻るのも面倒ですからねぇ。(結局取りに戻りましたけども…)

そんな中、何回目からか覚えておりませんが、私はお酒のチョットしたおつまみも持ち歩くようになりました。お酒の持ち込みは禁じられておりますが、こちらは大丈夫でして、『柿ピー』やら『ビーフジャーキー』、『カルパス』あたりをカバンに詰め込んでいたのを思い出しました。これが結構重要でして、出店しているお店で買うのはもちろん醍醐味の一つで欠かせないモノなのですが、さすがに結構な財力が必要となりますので、チョットした節約の為にこうなりました。

なので、私のカバンには何かしらのおつまみが入っているので、友人から「あれ持ってない?」とかよく言われていました。私自身も求められるのが結構気に入っておりました。


あの年は確か、初めて電車で行った時の事です。先に友人たちが車で向かう事となり、私は仕事が終わってから電車でGOで合流という形での参加となりました。もちろん前夜祭からの参加です。楽しみすぎて仕事どころではなかったのを覚えております。

仕事が終わり、用意してあった荷物をもって電車で『越後湯沢駅』まで向かいます。ウキウキワクワクDOKIDOKIの旅の始まりです。金曜~月曜まで休みをとってあるので、

「うっひょ~~‼」

と、まさに乗りに乗っておりました。先ずは電車に乗る前に缶ビールを購入。乗り継ぎまでの分を買って乗り込みました。一人乾杯して、今からの4日間を想像するだけでもうすでに満足しておりました。途中乗り継ぎの為、しばらく待ってから今度は『越後湯沢駅』まで一気にGOです。その当時はまだ車内販売がありましたので、4本程購入していた缶ビールが無くなると、今度はそれを利用してさらにビールを追加。通路を挟んだお隣さんが外国人の方でして、その方もビールを飲み続けておりまして、次々と開けていくもんですから、こっちも負けじと(←何の勝負や⁉)次々開けていきました。

『越後湯沢駅』に着くころには結構できあがっておりまして、トイレにも何回通ったことか。先に到着している何とも心優しい友人が車で迎えに来てくれ、ほどなくして会場に到着するのでした。この日はたまたま『土用の丑の日』で、私は自宅からうな重弁当を持参しており、会場に着いたら「ビールと楽しむんだ~」と決めておりました。ウキウキで座り込み、近くに出店していた豚骨ラーメンと持参のうな重という最高のセットで私のフジロックは開幕したのです。

ひとしきり前夜祭を楽しんだ私は、だいぶお酒も飲んでいた事もあり、それはそれはいい気分に浸っておりました。明日から本格的に始まる『フジロック』。お金も十分に用意してあったので、心配ありません。いつものように持ち歩くカバンにはおつまみスタイル。すると目の前に綺麗な電飾で飾られたテントを発見し、吸い込まれるようにそこに入りました…するとDJブースからは心地いい音楽が流れているではないですか?

6畳ぐらいの薄暗く狭い空間がまた何とも言えないGOODな雰囲気。私は設置してあったテーブルに、取り出した柿ピーを置いて飲みながら、酔っぱらった体をユラユラ揺らしては踊っていました。すると。。。


「どーもー💕楽しんでますかぁ?」

と、可愛らしい女性が話かけてきました。私は

「どーもー。ここイイっすねぇ~」的な返しをしました。すると彼女も気に入っている様子で体を揺らしていました。何とも言えない楽しい展開に完全調子づいた私は、

「何か飲みます?」と誘ってみることに。すると、

「いいんですか?」となったので、もちろん「いいんです‼」と外に出て一緒に買いに行くことに…乾杯してまた例のテントに戻った私達は、持参の柿ピーをつまみながらダンシング&談笑。途中、

「こんなおつまみ持ってるってウケるしスゴーい💕」

なんて言われたもんですから、オジサン完全に舞い上がっちゃいまして…そしてこの彼女、やけにスキンシップをとろうとするのです。そしてビールを飲み干すと、

「もう一杯買いに行きましょう」

と、まんざらでもない様子の彼女を連れ出してさっきのお店に向かいました。一杯ずつ飲み物を注文し、お金を払おうとしたその時でした。


なんと、カバンの奥にしまってあるはずのお金が見当たりません。何回もそこに入れてあるだろうポケットを探すのですがお札が一枚も見当たらないのです。「おっかしいな~」と思った私は、店員さんに

「ちょっと探すので待ってください」

と伝えると、

「今度は私が払うからいいよ」

と彼女がスッと支払ってくれました。

お小遣いを全部カバンに入れて持ち歩いていた私は「ヤバいな‼」とは思ったものの「おかしいな~。でも多分テントに忘れてきたんやろ⁉」と呑気に買ってもらったビールを飲み干すのでした。さすがにお金がないのは心配なので、彼女にお礼を言うなり、すぐさま自分のテントに確認しに行きました。

すると、ヤッパリお金がありません。案の定、有り金全部を持ち歩いていたのでした。残すは僅かながらの小銭入れの小銭だけ。この瞬間「今年は終わった」と絶望しました。しかもまだ前夜祭。チケットは購入済みなので会場に出入りはできますが、小遣いZEROはヤバすぎます。

そんな絶望感に浸っている中、もう無いものはしょうがないのであきらめる事にして、テントで一緒に過ごす友人に、今日の彼女との出来事を自慢げに話してみました。すると友人から思ってもみなかった言葉が。。。



「それって、スリじゃない??」


ポカーンとする私。しばらくの間呆然とし、思い出そうとします。


「そう言われてみればぁ~~~!!」

思い返すと思い当たる節がいくつもありました。

先ず、酔っぱらいの私に近づいてきた ⇒そして私がアホウだと確認 ⇒ どこにお金があるか確認(奢った時)⇒ おつまみとカバンを机の上に置きっぱなしにする(無防備な私) ⇒ その後お金が無くなる


「こいつはヤラレタぜ」

完全に浮かれ調子にのった私の完敗です。不思議と怒りの感情はあまりありませんでした。

一応それから毎日、現場のテントに顔を出すも、その可愛らしい彼女を発見する事はできませんでした。別にお金を返してほしいとかではなく、本当の事が知りたかったのです。


結局その年の『フジロック』は、一緒に帰る予定の友人にお金を借りて、節約生活でイベントを満喫したのでした。

つづく。。。

それでは、また会いましょう。


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