断酒5年生になります。どーもバソです。
今回は、会社の忘年会の時に起こした大失敗のお話。
あれは今から10年ほど前の事だったと思います。12月に入った最初の金曜日に、所属する部署間での忘年会がありました。その忘年会は、どこかにお泊りするのではなく、お店に集まって各々で帰るって感じの集まりでした。
焼肉店にだいたい20人程だったと思います。車で帰る方や元々飲まれない方は数名おりますが、やはりお酒が好きな方が圧倒的に多く、この日を楽しみにしておりました。もちろん私もそのうちの一人でした。
別に焼肉だろうが何だろうが、お酒さえ置いてあればそれだけでOK!なんですから。そんな方が周りには5,6人いました。その当時、同じ部署でお酒好きでチョー気の合う方が一人おりまして、記憶無くしたり、飲んだら止まらなくなったりと、似た者同士でよく傷の舐めあいをしてじゃれあっておりました。
今はその方と全く会ってもいないので、私が断酒しているのを知ったらビックリするどころではないと思います。いつも飲み会では、二人して「後半全然覚えてない」って休み明けに確認作業してましたから…結構私の中ではその方との思い出は楽しかったなぁ~。
そんな焼肉忘年会がスタートし、飲み放題の2時間がやってまいりました。このぐらいの人数になるとなかなか注文したものが届かないので、もう一人一つピッチャーを持ってる感じになりますよね~私もピッチャー片手にジョッキでのビールが進みます。
この日も飲む事とコミュニケーションに全力の私は、いつものごとく肉なんて数切れ程しかたべませんでした。つまむ程度にキムチやらサラダやらをちょこちょこ食べる程度でした。
たまーに焼いてくれたお肉を私のお皿に乗せてくれたりしてくれる、心優しい方もおられます。ですが、いつも「オレのはいいからみんなで食べて」とやっぱり飲む方向に全振りします。
そんなんで、次々とビールを開けていきます。
しばらくするとビールから違う飲み物にチェンジする方が増えてくるので、自ずと残ったピッチャーのかたずけ役になるのですが、こうなると自分のペースで飲めるようになるので待ってましたと言わんばかりに張り切って飲み進めるのでした。
私は、40過ぎでお酒を止めたのですが、その二か月程前に初めてお会いして一緒に飲んだ方から、「飲むペースが速すぎる」「クレイジーだ!!」と言われた事があります。
アメリカ在住の方にそんな事言われて凄く嬉しかったのを思い出しました。別に私を褒めてたわけではないのですが…後で聞いた話で、私の家族に「あんな飲み方ではとても心配だ!」とホントに心配してた様子だったと聞きました。
なので、自分では気づかないうちに変で、危ない飲み方になっていたんだと思うとホントに良く命があったもんだと思います。周りの方達のおかげでもありますし、運もよかったんですなぁ~
さて忘年会ですが、どんどんビールを飲み進めタイムアップが近づくと、二次会の話が出てきました。どこかのスナックに行くみたいで、飲み足りない私はもちろん参加することにしたのです。
と、
私の記憶はここからパタリとありません。
気が付くと…
温泉街の旅館の壁に背中をもたれかけて座っていました。12月だったのであまりの寒さで起きたのでしょう。しかし、なんか違和感が…
頭が異様に痛いし、洋服の襟元から下が血だらけではないですか。
⇧こんなイメージ
「ええぇぇぇっ!!」
ですよ、マジでっ!!
訳分らんし~寒いし~痛いし~もうどうしましょうでした。この時、プロレスラーBASOが誕生したのです。
仕方なく立ち上がり、とりあえず何処か身体を温められるところを探すと、丁度その旅館の勝手口みたいな入り口を発見。(従業員さんの出入り口でした)入ってみるとおばちゃんがいたのですかさず
「ちょっとだけ休ませて下さい」と、お願いすると
「どーしたのそれ!!」「入って入って」と、朝食の準備真っ只中の宴会場に案内されました。そこにはもう3,40人分のお膳が綺麗に並んでました。
従業員の方たちは、私のただならぬ見た目からか、とても心配してくれて優しくて優しくて…お水やらも頂きまして、「朝食までまだ時間があるからここで休んで」と、その宴会場の隅の方で、ドタバタと朝食の準備の中、しばらくの間眠りについたのでした。
目を覚ますと綺麗に朝食の準備は整っており、時間を確かめると6時を過ぎていたのでその部屋を出て、さっきのおばちゃんを探すのですが見つからないので、とりあえずトイレに駆け込みました。
まだ家に居る奥さんに電話しても迷惑やし、どうしようかと考えた挙句トイレに閉じ籠ることにしました。結局8時頃までトイレの個室で過ごしました。そして…奥さんに電話して迎えに来てもらうことに。
しばらくすると、「着いた」との連絡があったので、フロントの方に「コレコレこういう訳で…大変お世話になりました」と深々とお礼を言ってその旅館を後にするのでした。
近くに車で待っていた奥さんの隣に乗り込み「ありがとう」と伝えると、「ホント迷惑やわ」と言ったっきり私の異変については何も言ってこなかったのが恐ろしかったのをハッキリ覚えています。家に着くと、着替えだけしてからすぐに寝てしまいました。
もう二日酔いはひどいわ、頭も痛いわで目が覚めると、どうやら頭から出血していた事がわかりました。だいたい額から5cm程上の右側が切れていました。(今でも傷跡が残っておりますわい)いったい自分の身に何があったのかサッパリ分かりません。頑張って思い出そうと思っても全然思い出せません。
昨日一緒だったであろう会社の方に電話してみても、その方も詳しくは知らないのか覚えていないのか知らない様子。結局訳の分からないままモヤモヤした気持ちで休日を過ごしました。
月曜日、会社に着くなり先輩に二次会の事を聞いてみると、どうやら課長ともめていたとの情報が…「なんだって」「こりゃあヤベーな」と思い、辺りをキョロキョロ見回すとそこに課長の姿が…向こうも私を発見するなりこっちに近づいてきて
「申し訳ない事をした!身体は大丈夫か?」と、
私は
「二次会全然覚えてません」
「身体は大した事ないです。私の方こそご迷惑おかけしましてすみません」と、
チンプンカンプンながらそう言うと
「手を出したのはこっちだから、本当に悪かった」との事。
もう訳が分からないのでとりあえず謝りまくってその場をなんとか切り抜けました。その時の課長からは、バシバシ謝罪の気持ちが伝わってきました。恐らくはわたしの責任なのでなんだか申し訳ない気持ちになりました。
どうやら事の真相は課長しか知らないみたいなので、誰に聞いてもわからないのです。ここからは憶測ですが、たぶん私が酔いすぎて物凄い失礼なことを言いまくって、それに我慢できなくなった課長がキレて、何かで頭をブッ叩いたのでは?ってな感じではないかと…
それでもらちが明かないので、お店を追い出されてほったらかしだったのではないか?と
あくまで憶測なので何とも言えませんが、真相は課長のみぞ知るのです。(スナックの方も知ってるでしょうが…)
数か月後の新年度に合わせてその課長さんは転勤してしまってからは、もう二度とお会いできておりません。ホントに色々とお世話になりました。
と言う事で皆さんも、会社の飲み会での失敗にはくれぐれもご注意を!!
それでは、また会いましょう。
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