裸なんです！

どーも、断酒５年生のバソです。

今回は、男女合わせて10人程でバーベキューした時の失敗談になります。最後までお付き合いください。

あれは、今から１７，8年程前の事でしょうか。友人の誘いでバーベキューをする事になり、休みの日の午前中に、その友人が友達の女の子達と共に私の家に迎えに来てくれました。私はその娘達とは初対面でしたが、友人の友達と言う事もありすぐに仲良く出来ました。

結婚して娘もいる私ですが、奥さんは別に嫌がる様子もなく快くBBQに送り出してくれるのでした。早速スーパーにみんなで買い出しに行って、食材やら飲み物やらを買い込んで、私の家から車で２０分程の距離の山のふもとのお家に到着しました。

一緒の女の子の実家だったのですが、とても広い敷地の立派なお家でした。敷地内に小屋もあって、その小屋の近くで炭に火を起こすのでした。

当たり前のように準備段階で乾杯して、ワイワイと準備が始まりました。火も起きまして「さぁ始まり始まり～」なんです！

もうずいぶんと前の出来事なので、何の話をしていたのか？何て名前だったか？（この日以来、この娘達とは会っておりません…）全く記憶にございません。ただただ物凄～く気分が良かったのは確かです。

そのお家の方（ご両親）がとてもフレンドリーで、途中から私たちのBBQに合流してきたのですが、親子仲睦まじいステキなご家族だったのを思い出しました。そんな気さくなお父さんのご厚意に私はついつい調子に乗ってしまい（いつもの悪い癖です）お酒がどんどん進むのでした。

確か、そのお父さんから日本酒を頂いたように記憶しております。私は日本酒だろうが何だろうがゴクゴク飲むスタイルでして、何と言いましょうかのど越しっちゅうもんが大事なのです。

この飲み方は母方のじいちゃんから受け継いだ訳なんですが、そのじいちゃんも何とも美味そうにゴクゴク飲む人でした。日本酒ばかり飲んでいたのですが、いつもコップ酒で、おちょこで飲んでいるのを見たことなかったですねぇ。

私はそんなじいちゃんが大好きだったので、大きくなって真似るのは必然だったのかもしれません。

お酒を飲んでさらに気分が良くなった私は、場を盛り上げようと思ったのかどうなのか…洋服を脱ぎ捨て、一気にスッポンポンになったのです。

この頃の私は、酔っぱらうと脱ぐ系の人になってまして、なんか脱ぐことが気持ちよかったんですよねぇ～。やっぱり普通に裸って気持ちいいじゃないですか？なので、別に注目されたいとかそんなんじゃなく、単純に開放感がきもちよかったんですねぇ～

まあでも周りの女の子達からしたら迷惑な話で、誰一人喜んでなんかいなかったんですね～特に私もそんな立派なモノを持ち合わせているわけではないので尚更です。（そこが問題ではないでしょうけど…）

そんないい気持ちの中にいたバソくんは、周りの目なんか気にせず普通に全裸で動き回るのでした。

しかし、これがいけなかった！！⇐当然ですが。。

もう、足元フラフラの私はまともに立っていられず、小屋の近くの植木やらを棚ごと壊したり、倒れた勢いで転げまわったりともうハチャメチャでした。

と。。。

気付くと友人の車の助手席に座っていました。

「あれ？なんで？」と聞くと

もう、お父さんもカンカンやし、私は強制退場との事。「えーーっ！！」っと言ったものの、私だけしょんぼりお家に帰らされるのでした…

しょんぼりしたまま翌週を迎えると、なんだか心がモヤモヤしっぱなしなんです。たまたまその日は早く仕事があがれたので、「よし！謝りにいこう！」と思い、記憶の片隅にある記憶を頼りに、何回も行ったり来たりとなんとかそのお家にたどり着いたのでした。

到着して、さぁ玄関へ行こうとすると

お父さんがお外で何やら作業中ではないですか！

私はすかさず

「すみませんでした」と言いました。すると。。

「あなたもお父さんなんだから、しっかりせーよ！！」

と、怒るどころか優しく私に語りかけてくれました。もう私は

「はいっ！！すみませんでした！」

とだけ言い、一礼してその場を後にするのでした。

その時はもう、深～く深く反省したつもりだったのですが…お酒をコントロールできない私は、それからも幾度となく失敗を繰り返すのでありました。

こういう失敗時の謝罪っていうのは何か良くないといいますか、結局モヤっとなんですよ。謝罪の気持ちは勿論あるものの、同時に自分の保身の為って事もあり「自分は卑怯」やなってつくづく思います。ホントきたないやり方です。こう思うようになったのも、断酒してからなんで恥ずかしい限りです。

そういえばこれを書いている時にふと、平然と全裸で歌うヴォーカルがいる大阪のバンドを見た時の事を思い出しました。カッコよかったです。。。衝撃的なライヴでした。

それでは、また会いましょう。