断酒5年生です。どーもバソです。
いつの間にやら結婚式に出席する機会が全くなくなってしまった今日この頃。更には2次会のお誘いなんかも無くなってしまいました。
若い時分は友人、親族の結婚があった為、それなりに参加する事がありましたが、今は落ち着いております。歳をとるとこんなもんなんでしょうかね?断酒後に出席した事がないので、シラフで参加する日を楽しみに待ちわびております。
「そのうち娘の結婚話があったりして⁉」なんて思う時もありまして、考えるだけでウキウキしちゃいます。
なにせ『結婚式(披露宴)』が大好きなわたくしバソ。まぁ嫌いな方は居ないと思いますけどね…できることなら赤の他人のでも参加したいぐらいなんです。(誰か招待してくれ~!)
ところで皆さんは「代表スピーチ」を経験した事ありますでしょうか?
私は一度だけ「友人代表スピーチ」の経験があるのですが、あんなにも緊張するとは思っておらず、自分でもビックリした覚えがありまして、スピーチが終わるまであれ程大好きなお酒がすすまない、酔わない状態に。周りの友人からも「バソ、今日おかしいぞ」と指摘される始末でして…
無事、奥さんと子供の前で練習しまくったスピーチを終えると、やっとこさ通常モードでお酒を飲み楽しめるようになったのでした。しかし、あれほどの緊張は想定外でしたのでとても良い経験になったのであります。
そう、あれは友人の結婚式(披露宴)後の3次会だったと思います。私は新郎の友人でして、新婦側の友人(女子)と話していたトコロ、その女の子が私の奥さんの実家の隣に住んでいる事が分かりまして、「世間は狭いね~」なんて話しつつ「今度、家遊びに行くわ!」って調子のいい酩酊バソ野郎が居ました。
そんな事があってから数か月後の事。季節も冬になりました。
すっかり「遊びに行くわ!」なんて忘れておりまして、フツーに子供を連れて奥さんの実家にお泊まりしに行った時の事です。なぜかその時は、私と奥さん別々の車で向かったのです。
夜ご飯はもちろんビールで乾杯のスタート。お義父さんもお酒好きなので二人でワイワイと飲み進めておりました。やはり娘と孫は可愛いものなのでしょう。奥さんの実家でのほっこりしたひと時を過ごすのでした。
食事も終わり外で一服している時。ふと近くの友人の存在に気付き電話してみる事に…飲み足りなかった私は、その友人と飲みに出かける事となったのです。
友人が来るなりお出かけするバソ野郎。
近所のダーツBARに突撃ダーッ!
すでに酔っている私は、調子に乗ったトークをブチかまし、気の合う友人と楽しいひと時を過ごすのでした。そうとう楽しかったせいもあり、イイ感じの酔っぱらいに仕上がったバソ野郎。激酔いのまま深夜にお店を後にするのでした。
そして店を出てすぐ奥さん実家に着いたのですが、カギを持ってない私は当然入れません。ドンドン叩いても反応なし。
雪も降る寒い中、なんだか諦めムードで外にいたトコロ…で記憶がプッツリと途絶えました。
目が覚めると・・・
ここは何処??
この天井は見覚えありませんけど!
マジでドコですか??
周りを見渡すも全く身に覚えがないお部屋。
女物の洋服がズラリと並んでおります。
そしてわたくし酷い二日酔い&失禁。
立ち上がりウロウロしてみますと…窓を発見!
ドキドキしながらもシャーッとカーテンを開けてみました。すると…
「おっ!どうやら二階らしい」
なんだか見覚えのある景色がそこにはありました。がしかし、まだピンときません。さらによーく観察してみると…
「隣の家は奥さんの実家じゃねーか!」
「こっちから見るとこう見えるのねぇ」
「ナルホド、この洋服は彼女のヤツね」
なーんて呑気に思っておりましたが、記憶が全くない私はだんだんと焦り始めます。
「いったいどうやってココにいるのだろう?」
「ちゃんと断って入ったのだろうか?」
「もしかすると不法侵入かも!」
「これはヤバいぞ!!!」
アレコレ考え、そして記憶をたどるも全く思い出せないでいました。ただ分かる事は、この前出会ったあの娘をあてにしたのだろうという事だけでした。
とりあえず着替えをお借りして…と、その辺のスウェットパンツをお借りしました。
さてココからどうしましょ??
そろり、そろりと足音を消しつつ探索します。(泥棒か!忍者かよ!)
階段で一階に向かうと(そろり)
人の気配がします。おそらくリビングなのでしょう。
お昼時なので何か作っている様子でした。いい匂いもします。
ここで一旦二階に戻り作戦を練るバソ野郎、改めバソロリ。
「さて、どうしたものか?」
もし不法侵入であった場合・・・
「実は知り合いでして…ちょいとお邪魔してました~」
で通じるか??でも、ビックリして警察呼ばれるかも知れんし…明らかに怪しすぎるでしょう。う~んどうしたものか?ここで御用となってしまうのか?
アレコレ悩んだのですが、ゴチャゴチャ考えても仕方ありません。
真正面から正直にいくしかねぇ!
と決断。一階に降り大声で言いました。(ドキドキMAX)
「すみませ~ん」
すると…
奥からゆっくりおじいちゃん登場!
こちらに近づいてきます。(心臓バクバク!通報されるか?)
私「いや~どうもお邪魔しました!!」
すると・・・思ってもない反応が…
「おうっ!また来いよ!」
とニッコリ顔!
私「!!!!」
拍子抜けアーンド安堵に変わるバソロリ。
ペコペコ頭を何度も下げ、玄関に向かうも靴がどこにも見当たりません(またやったか!)。悪い癖が発動した事が分かると、
「このサンダル借りて良いですか?靴が無いもので…」
と図々しいバソロリなのですが、
「もってけもってけ!」
物凄く優しいおじいちゃん。ついでにスウェットパンツも借りた旨も伝えまして、退散させて頂きました。
(飲酒時代の癖アレコレ↓↓)
玄関での帰り際、
「後日お返ししますので・・・」
とお伝えしますと、
「そんなんいつでもイイから!また来いよっ!」
と、なんとも嬉しいお言葉。はたして一体何があったのか?どーゆーやり取りが昨晩繰り広げられたのか?全く分からぬまま深くお礼をし、そのお宅を後にするのでした。
お昼過ぎ、帰りの車内でずーっと思い出そうと奮闘しましたが、微塵も思い出せないままに普段の生活に戻っていくバソロリなのでした。
それからすぐの休日。借りたモノを返すべく再びおじいちゃんのもとに行ってきましたYO~!
「本当にありがとうございました!」
そう伝えると
「おうっ!また来いよっ!」
またまた嬉しいお言葉を頂きました。(アリガタヤアリガタヤ)
それからというもの一度もそのお宅を訪問してませんが、奥さんの実家に行く度に思い出す、私の飲酒時代の出来事の中でパンチの利いた出来事のひとつである事は間違いありません。
しかし、一体何があったのだろうか??
真相は・・・??
おしまい。
それでは楽曲紹介ですYO~!
切ないヴォーカルが心に染み入ります。
ダメになった僕を慰めて・・♪
「The Miceteeth」で
『Butterfly Pussy』
それでは、また会いましょう。
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