優良ドライバー

ストーリー

断酒6年生です。どーもバソです。



つい先日のこと。
職場から帰宅後、夕飯までの間我慢できずに貪り食った「柿ピー」。この流れは普段と何ら変わりないフツーの行為で…


「カリカリッ」

「カリカリッ」

リズミカル且つ軽快に、いつものように咀嚼音(ソシャクオン)を奏でていますと…



「ガリイッッッ!!」



異音と共に気付く、
とんでもなく硬い何モノかが口内にある模様。どうせ柿ピーのピーのたまにある硬いヤツだろうと思い、とっさに舌を動かし確認すると、


「う〜ん違うぞ!」


コレは・・・



「歯や!」


以前治療した詰め物が取れてるじゃないですか!どうやらその土台となる歯が欠けてしまい、蓋の金属が取れちゃったみたい。

そんな…
柿ピーだけで砕け散るほど劣化していたとは…プチショックを受ける私…

連休で歯医者が休みだった為、連休明けに早速治療に向かい、またしばらくの間歯医者通い確定になったバソ野郎。

気を取り直して自宅に帰り読書していると、『免許更新』の話の流れから呼び戻された記憶を頼りに、今回は自動車運転免許・運転にまつわるストーリーをいくつか紹介していきましょう♪

(歯にまつわるストーリーはコチラ↓↓)

(運転のストーリーはコチラ↓↓)



わたくしバソ、「自動車運転免許」を取得したのは18歳のとき。高3の二学期終わりから自動車学校に通いだし、高校卒業後に無事「中型自動二輪」とセットで取得したのですが、皆さん自動車学校は楽しかったですか?ウキウキ通ってましたか?

私はスゲー嫌だった人生のイベントBest3に入るほど嫌で嫌で…

運転は上手くできないわ、緊張するわで車に乗るのがとても億劫だったのを思い出します。お昼休憩の待ち時間に近くの定食屋で食すのが唯一の楽しみだったのです。

反対に、楽しみながらあっさりとスムーズに免許を取得した娘達2人と妻からは、二段階の運転検定で不合格だった私に対し、

「やっぱどんくさいわ」

とディスられる始末。

それでも無事免許を取得し、高校卒業後の専門学校には初心者バリバリで何度も事故を起こし通いつつも、今となっては30年近くのドライバー歴にまでなりました。

どちらかといえば運転が好きではない私は、できることなら公共機関の乗り物で移動したいのですが、土地柄そう上手くはできずに居るのが現状であります。

「無事故無違反」を固く誓った、免許取りたてのあの頃を思い出してみても、意に反しソッコーで事故や違反を繰り返したバソ野郎のストーリーの始まりです。

(ちなみにポケットベル全盛期だった時代風景も思い浮かべてみて下さい)



初心者もまだまだ前半戦の乗り始めて間もなく、一発目はスピード違反で御用となります。40キロ制限の道路でやっちゃいました。

皆さんご存知の通り、初心者期間中の1年間は3点の違反で「初心者講習」行きになります。私は立て続けにシートベルト未着用などの違反を犯した為、もれなく講習を受けました。

「気をつけなきゃな〜」

免停にはなりたくないので、シートベルトもかっちりきっちり。安全運転をうっすら意識するようになっていったのです。

そんな矢先に私の運転で他県にナンパ活動へ出かけた行き道での出来事。

安全運転は何処へやら⁉5人乗りセダンに7人がパンパンに乗り込み、飛ばし気味に向かっておりますと、当時は主流だった対スピード検査用感知機が、

「ピピピ…」

反応しているではありませんか。

この道のりをしょっちゅう利用していた私は、ちょうどこの区間に反対車線用のオービスが設置されているのを知っていたので、減速せずヨユーのドライビングなんです!

「分かってるって…反対のに反応してるんやろ⁉︎」

てな具合に鳴り響く警告音をスルーし、まだまだ遠くのナンパスポットまで急ぎます。

なにせ声を掛けるタイミングが超重要ですからねぇ。一刻を争います。はい。

軽快にカッ飛ばしておりますと…

やけに長く鳴り響くピピピに違和感を覚えた頃には…

時すでに遅し!

バッチリこっち側でスピード違反

OUT!



29キロオーバー・・・



はいっ、

一発めんて〜~い♡

7人乗りのWピンチは免れましたが、父親と裁判所まで行く羽目になった苦い思い出となっております。

一方のナンパはどうだったかというと…

覚えているのは方言をディスられまくって撃沈した事くらいでしょうかね。「何言ってるかわかんなーい♡ウケるー」って感じ。


それから数年後…
気を引き締め安全運転を心がけていたバソ野郎。しかし、初めての免許更新の頃にも何かしらの違反を犯します。

違反手続きの為、警察車両に免許証・車検証を持ち込みますと…


「あなた、免許切れてるよ!」




「!!!!!!!」




なんだって!免許が切れてる??

どゆこと?



無免許で運転していたとは驚きましたYo~!

「そんなこと言われても、免許更新の通知が届いてないんですけど…」


私は特に焦ることもなく事実を話しました。

最初のうちは疑いの目だった警察官も、ウソではないと感じてくれたのでしょう。

「何か思い当たる事は?」



う~ん・・・
そういえば・・・



住民票を移した過去にピーンときた私。その事を伝えると早速どこかに連絡する警察官。


しばらくすると・・・


どうやら手違いで通知が届かなかったみたいで、無免許運転とはなりませんでした。だがしかし!免許更新の際には、また「初心者」扱いになってしまうという謎のルールに従わねばならず、初心者マーク免除の初心者運転免許からやり直しになったのです。

ということはですよ…
もしも3点の違反をすると、もれなく「初心者講習」がついてくるっちゅう訳です。



「そんなのはもう嫌じゃ!めんどくさい!」



このことをきっかけに運転を見直し、安全運転をさらに意識するようになったので、案外自分にとっては良かった出来事だったのだと思います。

何気に運が良かったのと運転スタイルが変化したお陰で、念願の「ゴールド免許」を取得し、長年無事故無違反を継続できた私。40歳を過ぎた免許更新数ヶ月前だったかと思います。

当時中学生だった娘を車で迎えに行く道中。

あちらこちらで下校途中の中学生の姿がありました。横断歩道に差し掛かる際にもその姿があり、渡るのか渡らないのか?中途半端な動きをしております。スピードを緩め観察すると、横断歩道から距離を置き、友達同士で会話を始めたではないですか!ヨシ、それならばと、一旦停止せずに通り過ぎた私。


これがいけなかった!




はい、STOP!


いや~実に何年ぶりでしょうか?なんとも懐かしい。

しかし免許更新も迫る数ヶ月前のタイミングとは…
納得がいかないバソ野郎はダメもとで粘ってみることに…

「中学生が渡る素振りがないのを確認したから止まらなかったんです!いつもきちんと止まってるのにヒドいっすよ~」

     す・る・と・

        ・

        ・

        ・

        ・

        ・

「渡るか渡らないかはアナタが判断する事ではありません!いずれにせよ一旦停止すればいい事で、それから歩行者に判断してもらえばいいのです」






うんうん!

おっしゃる通りだポリスマン!

言い返す事など御座いません!

この出来事を妻に話すと、

「警察の人の言う通りやわ!」

とバサリ!


なんとも自分勝手な解釈で優良ドライバー気取りでいた自分が恥ずかしくなり、それからというもの、特に横断歩道手前での確認&歩行者を見かけた際のピタッと一旦停止が定着し、ゴールド免許ではなくなったものの、次の更新には奪還する予定になっております。



「煽り運転」や「プリウスミサイル」、「ドラレコ映像」などなど、なんやかんやで様々な交通事情を観ることができる現代。

私なりに考えてみたトコロ…

取り締まりをしているから安全運転する。ではなく、まず自分自身の安全の為に行うものだと思うのです。「怒られるからやっちゃダメ」ってなんかおかしくない?みたいな感じで、結局自身の為の行為になると思うのです。

なのでちょっとした事にイライラせず、慌てたトコロでどうせ早く着いても数分の事、結局心に余裕を持つ事が大事なのではないでしょうか?怒ったトコロで自分勝手に気分を下げているのは自分だし、冷静に居れば思わぬハッピーが!なんてこともありそうじゃないですか?

例えば、前の車がノロノロ運転でもイラっとしてはいけませんぞ!ノロノロのお陰で普段目につかなかったショップを発見できたりだとか、こんな景色があったのかと大発見できたりなんてあるかもですよ!まさかのセクシーハプニングに遭遇できる可能性だってあります!さらには憧れのちょんまげ野郎と偶然の出会いを果たすかも知れません!心に余裕さえあれば!

「優良ドライバー」と言うからには、きっと優しくてグッと(Good)くる人なのかもしれませんね。



おしまい。




それでは最後に楽曲紹介のコーナー♪

今回の楽曲は、免許取り立ての専門学生時代に1度だけDJをやらせてもらったイベントで、私が1曲目に選んだレコードからになります。モッズカルチャーに憧れたあの頃。寸足らずなピタピタパンツに上半身もピタピタコーデだったのを思い出す。

「The スペンサーデイヴィスグループ」で

『I’m a Man』

「ベスパ」に憧れたピンコ立ちボーイ(PDB)時代に取得した中型自動二輪免許も、何の役にも立たないままピンコ立ち中年野郎(PDC)になった今。未だ憧れの「ベスパ」を乗り回す日を夢見る中年バソなのであります。


それでは、また会いましょう。

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