追突犯を追跡せよ!!

ストーリー

断酒5年生です。どーもバソです。

子供達ってなんて愛くるしいのでしょうか?ちなみに自分の子供だけの事ではないですよ~

眺めているだけで「グッと」きてしまいますよね。(←ロリコンじゃないっス!私はマザコンです‼)教わる事は多々あれど、私が教える事なんて何もありません。ホント『師匠』なんです。

そんな『師匠』をお手本に生きていこうと思うバソでございます。はい。



それでは今回は、前回お伝えした

「車で追突されて逃げられた事件」についてのお話です。

前回の投稿はコチラ↓↓

あれは私が二十歳ぐらいの時の出来事。

私の車で、私を含む 4,5人のヤロー共で夜ご飯を食べに行った帰りの事。みんなが同じ年でして、小中一緒だった友人達です。

この友人達は高校時代、俗にいう「ヤンキー高」の『ヤンキー』でして、高校が違う私は、この友人たちの波乱に満ちた高校生活を羨ましく思っておりました。と同時に妙に大人っぽく変化していく彼らを頼もしく感じていました。

【俺達ァ健康優良不良少年だぜ】



この「ヤンキー校」。若い方達からしたら信じられないでしょうが、学園祭では警官とパトカーが常駐。修学旅行は何をやらかすか分かったもんじゃないので、行先は人里離れたスキー場に隔離。トイレは学生用の喫煙所。などなど、なんともエキサイティングかつドラマチックな学校でした。

高校時代のとある夏休み、何かのきっかけで彼らの夏休みの英語の課題を見せてもらったのですが、その課題がアルファベットの大文字と小文字をなぞる練習ノートだったのには驚きました。(そんなの中学でやったやろ~今は小学生か…)

その点々線のお手本をなぞる彼らから、卒業に対する意気込みを物凄く感じたのを思い出します。そんな彼らにも特技がありまして、高校最初の方ですでに「麻雀」の符計算ができていました。(←私は未だ覚える気なし)やはり興味のある事ってすごいですよね~。私は彼らに計算を頼んでは麻雀を楽しんだのでした。


そんな彼らと夜ご飯を食べた帰り道。交差点で信号待ちをしておりました。


ガンッ!!


という音と衝撃と共に前にずれる私の車。

一瞬何が起こったのかと思いましたが、後ろを確認すると追突されたのだと分かりました。

車通りも多い交差点なので、一旦道路の端に車を寄せてから降りていくことに…

と、車を降り追突してきた車まで歩いて近づいた瞬間。

なんと!急発進で逃げて行くではないですか‼

ポカーンとする私。。。  トボトボ車に戻ると

「バソ!追っかけろや‼」

と言われ正気になり、犯人である「黒のハイラックスサーフ」の追跡開始です。

《当時は今のようにドラレコなんてありませんので、現行犯でなければならなかったのです》

犯人の車のナンバーや運転していた人物を全く見ていないまま、ただただ黒のハイラックスサーフが向かった先に車を走らせる事数分。。。

猛スピードで目の前を横切る、あの黒い車が…


「アイツや~~!!!」

「見つけたぞ~~!!」


ハンドルを切り犯人の車を追いかけます。

しばらくするとその「黒い車」に追いついた私の白いクラウンちゃん。

後ろから見ても挙動不審な、いかにも怪しいその走りで、

「間違いない‼コイツだ‼」

と確信に変わりました。

後ろからパッシングしたり、クラクションを鳴らしたりと、コチラもキ〇ガイ運転で停まるようにうながすものの、一向に停める気配もなくさらに逃げようとするではないですか。

私は、せっかく見つけた犯人を逃すまいとワクワクしながらもキチ運転に拍車がかかります。相手も相手でウインカーを出しては違う方向に曲がったり、蛇行運転したりとキチっぷりを発揮してきます。


そうこうしてるうちに海岸沿いの道路まで来てしまった犯人と私達。

細かいカーブが続くので危ないし面倒くさいのですが、逃がす訳にもいかないのでコチラも必死なんです。

「早よ止まれや~!!」


そう思っているとなんと。。。


交番の前で停車させたではないですか~

「よっしゃ!!」

わざわざ交番の前に停めて観念するとは。。。なんて出来た犯人なのでしょう。

犯人の後ろに車を停めると、私と友人一人が車を降り、運転席に近づき叫びました。


「開けろや!!!」


私がそう言ってドアを開けようとするも、カギがかかって開きません。

何度も「開けろ開けろ」と大声をあげても、いっこうに出てくる気配すらありません。

それどころか…よーく見てみると。。。運転者は私より少し年上ぐらいの女性ではないですか。そして、ハンドルを握りながらガタガタ震えているのがわかります。

不思議に思いながらも何とかコンタクトを取ろうと話しかけていると…窓が少し開き

一体なんなんですか!?」

と、か細いこえが聞こえました。

私達は???状態。。。とりあえず

「お前が逃げるからあかんのやろが‼」と言うと。

「私が何をしたって言うんですか??」と、ふてぶてしいにも程がある言い回しで

「ぶつかっておいて逃げるってなんや~!!」と声を荒げると、

「何訳の分からない事言ってるんですか!」

と、お姉さん真剣な訴え。。。



ようやくここで私達は勘違いに気付きました。はい。



車種と色が犯人のと一緒なだけで、全く関係ない車を追い続けていたのでした。

このお姉さん。さぞかし怖かった事でしょう。

いきなり後ろの車からキチ運転で煽られて、助けを求めて交番前まで走り続けること20分ほど…恐怖のドライブだったに違いありません。

衝撃の事実を知った私達は、ただひたすらに謝りまくりました。何度も何度も謝罪し、なんとか許してもらえました。   


この後、バンパーやらテールランプがボコボコのまま警察署に行き被害を伝えると、『相手の車種と色、ナンバー』を尋ねられました。すると…控えめな友人の一人が

「数字だけなら覚えてるわ。○○-○○です」

とフツーに言うではないですか‼


「お前知ってたんか~い!早よ言えや‼」

とツッコミが入ったのは言うまでもありません。

めでたしめでたし。



【追記】

わたくし、『バソブログ』を始めて4ヶ月ちょっと経つのですが、始めて2ヶ月頃に初の貴重なコメントを頂きましてですね、「たんたぬさん」というこれまた今年に入ってブログを始めた方からなんですが…

X(旧Twitter)上でもリプしてくださいまして、こんな私の自己満ブログを気に入って頂けた事がとても嬉しく、飛び跳ねて喜びましたYO~。感謝です!

そのたんたぬさんのおかげで、今こうして楽しくブログ更新する事ができています。

そんなたんたぬさんの『たんたぬ日記』はコチラ↓↓

たんたぬ日記
アラフィフ図書館司書、たんたぬ。中高一貫校1年生タン太、夫タヌ吉と築55年の昭和チックな平屋に暮らす

YO‼

チェケラッチョー!!!


それでは、また会いましょう。



コメント お気軽にどうぞ~(お名前、メールアドレスは特に必要ありません)

  1. 今回のも、何回も吹き出してしまいました😂
    スキー場隔離とか、ABCの練習とか、表現が面白すぎ。
    最後の友人のオチも最高でした。
    そして、そんな大笑いした楽しいブログの後に、私のブログの紹介とは!
    感謝感謝です。
    星の数ほどあるブログの世界で、こんな出会いがあるのが素敵です。
    ありがとうございます。

    • たんたぬさん、いつもありがとうございます!
      私の方も「たんたぬ日記」楽しく見させてもらってます。
      たんたぬさんのお陰で、今までしたことなかった相手へのリアクションの大切さに気付きまして…
      素直にいいね!とポチるようになりました。ホント感謝なんです‼

      「バソブログ」。。。笑って見てもらえるように張り切っていきますYO~

タイトルとURLをコピーしました