断酒6年生です。どーもバソです。
「狙った獲物は逃さねぇ!」
映画で頻繁に使われてそうなこのフレーズ。耳にした事あるような無いような…でも多分どこそこの頑固おやじが言っているはずだと、そのシーンをハッキリ思い出せないままに確信します。
こんなに渋すぎる発言からは程遠いバソ野郎。当然本気でこの言葉を使った事は無いでしょう。
流石にこの言葉を使う場面は限定されてしまいますから、漁師(猟師)、殺し屋、夜の世界の方々辺りに絞られちゃうんじゃないでしょうか?
ロックオンした獲物を逃さない、そんな「釣りキチ三平」に憧れた小学生のバソ少年が、大人になって再び呼び戻された釣りへの情熱。バンド活動からフィッシングへと情熱は移行したのです。
10年以上も前になりますが、それこそ毎日のように釣り場に降り立っていました。もちろんその頃は飲酒全盛期なので、Drinkingも毎日欠かさずといった具合ですYO~!
このブログでも何度か釣りの話題を書いておりますが、激ヤバ病的酩酊期にあたる、断酒する数年前から釣りはフェードアウトして今に至ります。
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ですが、釣りへの情熱は小さな灯ながらメラメラ燃え続けておりまして、再開する日は近いか?といったトコロでしょうか⁉
という事で今回は、「釣り」での体験ストーリをお届けします。
様々なジャンルの釣りがある中、再び情熱を注いだ釣り。それが「バス釣り(バスフィッシング)」になります。
小~中学生時代は海や湖、河川での幅広い釣りスタイルだったのですが、情熱が舞い戻ったその頃はバス釣り一本に絞っていたのです。とはいえ偶に海釣りもしましたが、あくまでメインはバス釣りっちゅう訳です。
私にとって何とも魅力的な「ブラックバス」という魚。
日本では主に「ラージマウスバス」、「スモールマウスバス」が生息しており、その名の通り口の大きさ、見た目も若干異なります。どちらかといえばラージマウスの方が一般的になるかと思います。
世間では害魚扱いされる外来種ですが、元を辿れば食用、そしてゲームフィッシングの対象魚として1925年、はるばるアメリカからやって来ました。
(コチラがラージマウスバス↓↓)
見た目がカッコ良すぎるぜ!
無理矢理日本に連れて来られ、今となっては「特定外来生物」に指定されている「ブラックバス」。悲しいかな…世界タイ記録(75㎝、10.12㎏)がキャッチされた琵琶湖では、釣り上げたブラックバスをリリースする事が禁じられており、その場で殺処分、もしくは至る所に設置してある回収BOXに放り込まなければなりません。他にも国内のリリース禁止区域は増え続けております。
そういった条例が無い地域でも生きたまま持ち運んだりは出来ませんし、鑑賞魚として飼育するには許可申請しないといけないのです。
なお、食用としてお家に持ち帰る方は、かなり少数派だと思います。大多数がキャッチ&リリースのゲームフィッシングなのではないでしょうか?(淡白な味わいで美味しいらしい…)
と、ここで思い出した、釣り人あるあるなお話を一つ…
私は両親から度々、「海行って食べれる魚でも釣ってこいや」と言われてました。そりゃあ美味しい魚は一年中海に沢山いますし、海も近い環境ですからそう思うのは仕方ないとは思います。ですが、当の本人が興味のある釣りを優先するのが当たり前なので、食べるのが目的の釣りは後回しになっちゃいますよね?
これとよく似た感じの、「キャッチ&リリースの何が面白いの?食べなきゃ意味ないでしょ」的パターンがマジ面倒くさい!大概は釣りをやらない方が言ってくるのですが…職場での休憩中、「そんなの魚への虐待や!可哀そうに!」と顔を真っ赤にした大先輩に言われた時は言葉を失い、
「うるせぇ!先輩だからって何でも自分が正しいと思ってんじゃねぇ!」
ビシッとは決して言えない根性無しは華麗にスルー…「THE 聞こえないふり作戦」1本に絞り、なんとかその場を切りぬけたのでした。はい。
話は戻りまして、
ブラックバスは、ほぼ日本全国の河川(汽水域を含む)、湖、池、沼などに生息しており、身近な存在となりました。小さな小さな野池でも発見出来るので、「こんな所にも居るのか⁉︎」と、遠い昔、熱心に放流された方達を想像すると驚くばかりなのです。(もちろん違法放流が行われた事実は許される事ではありません)
過去3度あったバス釣りブームの、90年代ブームに乗っかる形でバス釣りを始めたバソ野郎。それからおよそ10年後に再開してからというもの、ここからがハマりにハマり沼りました。
仕事帰りに休日にと様々なフィールドを駆け巡る中、再び釣り道具一式を新調した初期の頃、過去1番に通いまくった河川での夏の終わりの出来事。
竿も振らず、農業用水が流れ込む中規模水門をジッと観察しておりますと…
何やら水面がザワザワと生命感に溢れかえっておりますぞ〜。
さらによーく見てみると、小魚の大群が流れに逆らいピチャピチャ泳いでおります。時折何かから追われるように水面から飛び出し、逃げ惑っている様子が伺えました。
ドキドキワクワクのバソ野郎。
追いかけ回すフィッシュイーターが何者なのかは確認できないながらも、ざわつく水面の様子を観察するだけで十分満足し、この日は帰る事にしました。
ちなみにこのポイント(釣り場)は、結構な割合で釣り人を見かける大人気スポットでして、この場での出会いから交流を深める仲になったり、数々のドラマティックな魚との出会いがあったりと非常に思い出深い場所なのであります。
後日・・・
まだ見ぬフィッシュイーターを釣り上げるべく、ついに連日に渡るイメトレの成果を果たす時がやって参りました。
「あのポイントしかねぇ!」
あの日の、あの水面ざわつきのあの天気と時間がマッチしたタイミングで、あの水門にGO!
すぐさま釣り場を離れ、車を走らせること数分…
遠目から先行者なし!ヨシ!(視力2.0)
到着後、焦る気持ちを落ち着かせ結んだルアー…
無論、迫力満点の水面爆発を夢見て購入した
トップウォータープラグ
(※水に浮かぶ、水面又は水面直下で扱うルアーの事)
初陣のルアーはピッカピカ、やや緊張気味な表情に見えちゃったりして…
釣り場には階段で降りる必要がある為、身を屈め気配を殺し慎重にそろりと降りるバソロリ。
あの日と同じ、いやそれ以上か⁉
ざわつく水面・・・
ざわ…ざわざわ…
振りかぶって第一投・・・
チョン…チョンチョン…
逃げ惑う小魚を真似た高速ルアーアクションに
ドッバーーーン!!
THE 水面爆発!
襲い掛かるフィッシュイーター!!
「うっひょ~!きたきた~!」
心臓バクバク、ファイト一発から数十秒…
上がって来たのは60cm程の「シーバス」
(※シーバスとは、スズキの呼び名)
まさか・・・
こんな立派な魚が川で釣れるのか??
過去、「河川シーバス」を釣り上げた弟と一緒にビックリした覚えはあるものの、かかったのはてっきりブラックバスの大物、もしくは雷魚だと思い込んでおり、シーバスを釣り上げるなりポカーンと拍子抜けしたのを思い出します。
次の瞬間、
「おめでとうございます!」
拍子抜けながらも興奮度MAXのバソ野郎が振り向くと、そこには笑顔満点の知らないお兄さんがコチラに駆け寄って来るではありませんか!
「やりましたねぇ~」
「どんなルアーですか?見せてもらって良いですか?」
「上から見てましたけど、良いファイトでしたよ!」
お兄さんも興奮気味、なかなかの紳士的ナイスガイ!
水面に意識を集中しきっていた私は、後ろの彼の存在に全く気付く筈もなく、恥ずかしながら「ありがとうございます!」を返すだけで精一杯でした。
釣り上げた魚をまじまじと見つめる2人。激闘の末、魚から出血しているのが確認できます。
するとお兄さん、
「この魚、釣り針でエラを怪我しちゃってて、リリースしてもどの道助からないので食べてやって下さい!いらないのなら自分が持ち帰りますので」
そう言って、車から新聞紙と携帯ナイフを持って戻って来るなり、ササっと活〆し新聞紙に包み、
「これくらいのサイズが美味しいですよ!刺身は厳しいですが、火を通して召し上がって下さい」
そう…
そのお兄さんは根っからのシーバスアングラーだったのです。(※アングラーとは釣り人の事)
包まれた魚を私に渡したかと思うと、颯爽と帰って行ったお兄さんとの出会いは、とても貴重な体験となったのは言うまでもありません。
帰宅するなり自慢げに獲物を見せびらかし、「オレもやる時はやるんやで!」的発言をブチかまし、家族みんなで有難く頂きました。オカンが調理した肉厚でふっくらした筋肉質の白身のムニエルは、お酒との相性も抜群でして、ついつい2日間飲み過ぎてしまったのは、イロイロ気分が良かったから仕方ありません!(ホンマカイナ!)
「あんたが川で釣った魚と知ったら、あの人は絶対食べんで」
そう確信するオカンの、
「知り合いからもらった魚」作戦により何の疑いもなく食べた親父が、「美味い美味い!」とお酒と共に満足していたのも良い思い出です。
それからというもの…
本命はブラックバスですが、河川シーバスにも注目するようになった私は、次々と大型シーバスを釣り上げるミラクルを起こす事となります。
50㎝を超えると大物の証ランカーサイズとなる「ブラックバス」。対する「シーバス」は、80cm超えでランカーサイズになりまして、どちらもこの大きさに育つには少なくとも10年はかかるであろう立派な個体なのであります。
残念ながらブラックバスのランカーサイズは未だ釣り上げた事ありませんで、48cmが自己最高で、そこには高い高い壁が立ちはだかっております。
だがしかし!シーバスの方は絶好調のランカーサイズ連発祭り!
お兄さんとの出会いから、あれよあれよと大小様々な「河川シーバス」を釣り上げ、その内3匹釣り上げたランカーサイズの1匹は、なんと…90cmに迫るジャイアントサイズ!(コチラは画像を見つけ次第アップしたいと思います)
この頃からすっかりトップウォーターフィッシングの虜となってしまった私は、徐々に偏った釣りスタイルへと変化し、終いには水に浮かないルアーを一切買わなくなってしまい、今現在所有するルアーは全て浮くモノになります。
そしてルアーだけにとどまらず、釣竿(ロッド)、リールなどの道具一式にも興味をそそられ続けたあげく、完全見た目重視のトップウォータースタイルに定着したのです。
(↑↑コチラが私の所有するお気に入り達)
よーく見て下さい。一番手前の白地にえんじ色のロッドカラーは、なんとっ!
ファミコンカラーなのです!
実は…
ネットでお目当てのスカイブルーカラーを注文したのですが、ショップ側の手違いで在庫なしを注文出来てしまった為、「ファミコンカラーなら在庫あります」との事で渋々購入したロッドなのです。だが、今となってはコッチが大正解!
現在、ファミコン音楽に夢中のバソ野郎がファミコンカラーをゲットするのは必然だったのだと妙に納得している私がおります。はい。
余談ですがワタクシBASO(バソ)、
名前の由来にBASS(バス)は一切関係ございません。
おしまい。
それでは、楽曲紹介のコーナーいってみよー♪
もちろんファミコン音楽から、1989年7/28 任天堂より発売。
「MOTHER」より
『POLLYANNA(ポリアンナ)』
「MOTHER」は、糸井重里さんが企画し、シナリオを書き、全体をプロデュースしたRPG。
そんな糸井さんはバス釣りに魅了された方なのですよ。
ちなみに「MOTHER」シリーズ・・
プレイしたことありません!
それでは、また会いましょう。
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