結婚式&披露宴(後編)

お酒の失敗談

断酒6年生です。どーもバソです。



さて、前回の『結婚式&披露宴(前編)』に引き続き後編になります。

無事、結婚が決まったバソ野郎のストーリー後編をお楽しみください!



遡ること22年前・・・

5月に入り、待ちに待った結婚式が近づくと共に、彼女のお腹も少し膨らんでまいりました。10月出産予定の新しい生命は、力強く成長していたのです。

つわりに悩まされた期間もありましたが、それほど辛く長いものではなく、すんなり安定期に入ったのでホッとしたのを思い出します。私が鈍感なだけかもしれませんが、安定期に入った彼女は元気そのものの様に見えました。

毎日生まれてくる我が子を思い浮かべては、親になる実感を日々膨らませながらの結婚式準備期間。母子共に健康であってほしいと願うことは誰もが持つ感情でしょう。



おかげさまで…
心も身体も充実していたせいか、慌ただしかった記憶は無く、結婚して親になる覚悟からの不安は僅かながら存在したものの、ただただ楽しんで過ごす事ができたバソ野郎なのでありました。




式前日。
お昼過ぎのこと・・・

我が家に前日入りのお客さん、すなわち遠方の伯父さん夫婦2組がやって参りました。

10年ぶりのチョー久しい再会に、なんともハッピーな前日宴が始まりましたぞ〜!


瓶ビールに日本酒、ご馳走もたんまり用意していたので、祝福モード全開の宴は私達家族を含む10名程で大いに盛り上がりました。

父親方の伯父さん夫婦皆が気さくな方達で、お酒大好き!大酒飲み!そんなメンバーが集まったからには、そりゃあ盛り上がっちゃいますよね〜近所の親戚も緊急招集となりましたYO~!

関西弁、関東弁、我々訛り言葉が飛び交う楽しい宴の最中、調子に乗った私の発言に助言と言いましょうか?非常にありがたく頂いた言葉を、私は一生忘れないでしょう。






でもな

バソくん・・・




(一呼吸・・・)





「お金は大事やで!!」








私が言い放った、
「お金なんかより大切なものがあるんじゃ~い!!」



という話の流れでの何気ないこの一言に、一瞬鋭くギラリと変化した伯父の奥深くからやって来る眼光の不気味な威圧感。からの~


「お金は大事やで!!」
(カッコ良かったな~)


伯父として、また人生の先輩として、私の考えを尊重しつつもビシッと喝を入れて下さった魂の御言葉に、思わず息を飲み、酔いも一瞬でフッ飛ぶほどビビり、痺れ、ちびりそうでした。


そんな緊張もほんの一瞬でして、伯父もニッコリ元通り。



「まぁ…好きにやったらええやん!」



すぐさまどんちゃん騒ぎに戻る中、「お金は大事やで!」が何度も脳内ループするバソなのでした。



夕刻を過ぎ、夜になろうかというトコロで伯父達御一行はチェックインするべく、結婚式(披露宴)会場であるホテルに向かいましたとさ…(車で10分程)


それから2時間程でしょうか?


私と弟の2人組は、伯父達の誘いで再びホテルの部屋で合流し飲みなおす事に…



当然ここでもワッショイな盛り上がりをみせ、ビールに日本酒たらふく飲んで…大浴場に浸かって…帰ったのは式当日の午前3時を過ぎておりました。



式当日早朝・・・

当然の二日酔い…
というより、絶賛酔っ払い上等で嫁入り準備&待機するバソ野郎。

酒臭いまま紋付羽織袴でビシッと引き締め、前日カット済みのショートヘアーを念入りにセット完了!


親戚、ご近所が集まる中、お礼の挨拶をし、本日の主役はお部屋で待機。


そのうち・・・



めでたく華やかな嫁入り道具と共に、やって参りました!




僕のお嫁さん♡



おちょぼ口で若干緊張ぎみの僕のお嫁さん

黒塗りのハイヤーから、ゆっくり半歩ずつ玄関に近づいて来ます。

酒酔い状態の私ですが、うっとり見惚れる光り輝く白無垢姿をハッキリと覚えております。




整粛に嫁入り儀式を終えた僕のお嫁さんは、一足先に会場へ…

遅れて向かった新郎側御一行が到着すると、

いよいよ、




挙式&披露宴です!




しんと静まり返る神前式の三三九度には、奥義「迎え酒」で対応ヨシ!何度も注がれるうっす~いお酒を、ありがたくパーフェクトに飲み干しましたぞ~!





その後の披露宴でも、足元に用意されたバケツなんぞには一滴も戻さず、こちらもパーフェクト達成!(ウッヒョ〜)



新婦のお色直しに見惚れたり、ありがたい祝福を頂いたりと、これ程までに感慨無量は御座いません。



新郎入場の選曲には、悩みに悩んで「これしかねぇ」一曲をチョイス。当時どハマり中のゴリゴリハードコア音楽(イントロ5分越えの超絶じらし)で登場。友人達とモッシュをブチかますといったやりたい放題暴れバソ。


(司会者との打ち合わせでは、「こんな曲初めて!」と苦笑い)




あれほど嫌悪感を抱いていた筈の、密かに履いたシークレットシューズ(身長5センチup)も、蓋を開ければ大活躍!




終始ニコニコ笑顔の大笑い…かと思えば、涙でしっぽりとも変化する祝宴に、


ずーっとこうしていたい!



と願うと同時に、それはそれは温かい皆様からの祝福を全身で感じとっては、決意を新たに引き締まる新郎新婦なのでした。




そして披露宴終盤。




最後に待ち構えるは、


「新郎謝辞」



コチラには、ちょいとしたエピソードがあるので先ずそちらから申し上げますと、


準備期間中、式の打ち合わせも終わり、披露宴の進行もほぼ決まった頃。

父から、

「おいバソ。新郎の挨拶、大丈夫なんやろな?考えてるんけ?」

との問いに、



「任せとけや!そんなん考えるもんじゃねぇ!オレはその時感じたことを言葉にするだけや!」


な~んて…息巻いてカッコ良く言っちゃったりした訳ですよ。まぁ実際そう思ってたのは間違いないのですが。。



なもんで、



完全NOプラン




で挑んだ「新郎謝辞」




いざ言葉を発すると…






「本日は、本当にありがとうございます」



からの~





「本日は、本当に本当にありがとうございます」



からの~







「本日は、本当に本当にほんっとうにありがとうございます」






ただ単純に「本当に」を1つずつ増やすパターンしか思い浮かびませんぞ~!!



緊張で頭が真っ白でもなく至って冷静で、その瞬間感じて発したこの言葉こそが全てだったのです。もちろん「本当に」には、ほ・ん・と・う・に・気持ち込めまくりましたよ!



だんだん恥ずかしくなって、「本当に×3回」であきらめましたが、これはこれで後悔はしておりません。だって、本当の気持ちなんですもの!



皆様への本当のお礼の後は、新婦のお腹の生命を報告しフィニッシュ。




これにて総勢70名ほどの祝宴は幕を閉じたのであります。




後日…
僕のお嫁さんが加わった、大いに盛り上がる家族パーティーでさっそく観賞しましたYO~!



THE 結婚式&披露宴ムービー







画面に映しだされた新郎謝辞に、冷や汗ダラダラ…



酔いもフッ飛ぶわ!本当に!!





おしまい。







それでは最後に楽曲紹介のコーナー♡

せっかく「ハードコア」というワードが出たので、たまにはゾクゾクするデスボイスをどーぞ!

メロディック且つ激しい名曲。

「DIECAST」で

『UNLEARN』


ちなみについ先日、結婚22年目を迎えました。


それでは、また会いましょう。

コメント お気軽にどうぞ~(お名前、メールアドレスは特に必要ありません)

  1. たくさんの方々にお祝いされたバソくんと奥様のお人柄が伺われます。
    結婚22周年おめでとうございます!

    • たんたぬさん、どうもありがとうございます。

      周りの方達に支えられてやって来れた訳ですので、感謝しかありません。
      といいましても、飲酒時代は酷いもので、今ようやく感謝できるようになったのです。

      とにかく、愛に溢れた優しい人になりたいです。

      たんたぬさん、いつもありがとうございます。

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