GIRIGIRI☆BOY 大学へ⁉

ストーリー


断酒5年生になりました。どーもバソです。



今回も前回同様、私が高校時代(GIRIGIRI☆BOYS時代)の青春ストーリーをお届けします。

前回の続きではありませんが、何かつながるような所もあるので、思い出してしまいました。なので失敗談ではないのですが…お付き合いの方よろしくど~ぞ~


あれは、高校3年の秋ごろの事。私の担任の先生がとんでもなく慌てた様子で教室に駆け込んできて、


「バソ、お前っ!!大学行けるぞ!!」

と、

私、「????」(なんのこっちゃ???わけわからん)

先生、「取りあえずついてこい!!」

との事で、訳がわからんまま職員室についていくと…何と。。

先日受けた、県の実力テスト的なヤツの成績がとんでもなく良かったらしいではないですか。

詳しく言うと国語の現代文というジャンルだけに限った事なのですが、その現代文だけの点数が学年トップ、さらには県全体でもトップクラスの成績らしいのです。(現代文だけですが…)

私は高校に入って以来、大学受験というモノから遥かに遠くの方へ遠ざかっていまして、勉強もろくにしてませんから、なにせ進級するのがやっとで3年まで来ましたから(詳しくはコチラこちら)この事には驚きました。先生もスゲー興奮していて、「大学行けるぞ!!」の一点張り。

私は、美容専門学校に進学する事を決めていたのですが、こんな全教科で100点もいかないような自分が『大学に行ける』とはどういう事なのか気になったのでたずねてみました。すると先生は、

「お前がここまで現代文でできるんなら、現代文だけで行ける大学があるぞ」

と言うではないですか。私の担任の先生は担当教科が国語と言う事もあり、事情にえらい詳しかったのです。先生は、私の進路希望を高1の頃から知っていましたし、私を邪魔者扱いする先生が多い中、親身に応援してくれる数少ないうちの一人なのでした。

ですから、そんな信頼する先生の考えを聞いてみようと思いました。すると、、、私のそのテストにおいての文章の理解力がほぼパーフェクトだったらしく、私の隠された才能⁉に先生が勝手に感動してしまって、大学で文学の道を目指しつつってゆーのもいいんじゃない?って言うではありませんか。

高校で先生から褒められる事など皆無だった私は、ものすご~く嬉しかったのと、物凄~く調子に乗ったのを思い出しました。「そうか~こんなオレでも大学目指せるのか~」とちょっとだけイメージしましたが、やはり美容師になるという決意は固かったため、「大学進学は目指しません!」と、先生に伝えました。

先生も、私の気持ちは分かっていたので、残念な顔をしつつも「やっぱりか~」ってな感じでした。

それでも興奮が冷めやらない先生は、教室に戻るなり、私のテストでの偉業をクラスみんなに報告し、私を褒め称え、さらには「大学進学目指してるお前らがバソに負けててどうするんだぁぁぁ!!!」と、まあ当然ですが…失礼な事をしれ~っと言いつつクラスの士気を高めたのでした。

後から思い出したのですが、この時のテストはちょっと意気込みがいつもと違ってまして、いつもなら解らない問題ばかりで時間を持て余し、すぐに爆睡モードに入ってしまう所なのですが、国語の現代文だけは読めるし問題の意味も分かるし「勉強する、しない関係なくね⁉」と気づき、「嫌々やるより、いっちょやったるか~い!!」という気持ちで挑んだのでした。

数学や物理などはそもそも、問題自体の意味を理解できませんので答えようがありませんし(それでも私は中学時代、数学、理科が得意だったため高校では理系のクラスを選択していたのです)英語は中学から苦手でしたし。まぁその英語が高校では10点は取れたので、自分の中では満足してましたけど…

そしてたまたま、その国語のテスト問題の小説(物語)が自分には面白く、すらすらと入り込んで読めたのでした。なので、自分なりに解釈した答えを書くのは簡単でした。さすがに現代文以外のジャンルの問題はできませんでしたが、この時はその物語の世界にどっぷり浸る事ができました。(なんの小説だったかは思い出せません)

そんな事があってからというもの、調子に乗った私は、国語の。。しかも現代文のコーナーだけは真剣に取り組むようになるのでした。そして、あのような奇跡が起こる事があったような無かったような、そんな高3の青春ストーリーでした。

おしまい。


この記事を書いていると…ふと…

ZAZEN BOYS のアルバム『ZAZEN BOYSⅡ』の収録曲

「DAIGAKUSEI」 を思い出しました。




追記

私はその当時の担任の先生に物凄く感謝しております。こんな私にいつも真摯に付き合ってくれ、よく相談にものってくれました。学年の偉い先生からは

「好きにするのはいいけど、頼むから皆の妨げになる事だけはやめてくれ」と言われてましたし、なんなら退学してほしかったのだと思います。私の担任へのアタリは相当きつかったでしょう。

そんな時に私のミラクルがあったもんだからあの興奮あの感動だったのだと思います。ホントにいつも私の味方で居続けてくれた事をとてもありがたく思います。私はこの頃から文章をぼんやりながらにも意識するようになりました。

お陰様で、飲酒していた時代には時々『酔っぱらうとノートに書きこむ』という癖がついてしまって、シラフで見返すと結構オモロ恥ずかしいB-5ノートが2冊程できあがりました。さすがにこんなラリったノートの内容を全部紹介する事は出来ませんが。。。紹介できる範囲でお伝えしたいとは思っております。


それでは、そのTHE 泥酔ノートからお気に入りの川柳を抜粋して一句


  ごめんねと    

      あんたはいうよ

           ゴンザレス




それでは、また会いましょう。

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