断酒5年生になります。どーもバソです。
今回は、真夏に起きた出来事について話していこうと思います。この出来事は命の危機を感じた思い出です。
あれは、今から20数年前の8月の出来事になります。
当時の私は、定職に就かずアルバイトをしながら過ごしておりました。掛け持ちしながら週に4,5日ほど働いていたと思います。なんだかその頃の私は、正社員になることに物凄く違和感を感じておりまして、「リーマンにはならんっ」と思ってました。(今もその気持ちは変わりませんが…)
そんなんで、わりかし自由に生活していたので(お金の余裕はないです)思いついたらすぐ行動で遊びに出かけてました。
その頃は、今思うとなぜか分かりませんが、夏になると日焼けをしに海まで出かけておりました(泳ぎ無し)。わたくし近年は特に日焼けしたくなさすぎるので、ただ若かったんだなぁ~と思います。
「日焼けせなあかんな~」と思っていた時、仕事か用事か忘れましたが、午前中で終わったため「よし!ビールでも持って焼きに行くぞ」と思い立ち、500mlの缶ビール6本とビーフジャーキー、敷物とサンオイルのみを持って、車で家から20分程のひとけの少ない砂浜へと向かったのでした。
向かう途中「6本で足りるかな?」なんて心配しながらウキウキで向かっているとあっとゆー間に到着。
「やっぱりココはひっそりしてて最高!!」
「ビールでも飲みながらこんがり焼きますか」
カンカンと照り付ける太陽、アチチの砂浜を歩き、シートをひき、オイルを塗って、パラソルなし、日陰無しのガチンコ日焼け祭りの始まりで~す。
先ずはビールで疲れた身体と心が癒されます。そして大好きなビーフジャーキー。
私は、コレさえあればつまみは何もいらないと思うほどビーフジャーキーが大好きなのです。お酒を飲まなくなった今でも、たまに食べてはその旨さにとまらなくなってしまいます。
思い出すとどれ程の量を食べたのかも見当つかないぐらいに毎日のように食べていました。よく似た感じでカルパスもホント良く食べていました。
そんな最高の組み合わせでビールも3本ぐらいまでは一気に入っていきました。
少し落ち着いたので、寝転んで仰向けになったりうつ伏せになったり、海を眺めたり波の音を感じたりと、まったりタイムも存分に満喫するのでした。
程よいリズムで楽しみながら横になっていると、なんだかものすご~く眠くなってきました。って思う間もなく私は眠りについてしまったのでした。
どれくらい眠ったのでしょう。
恐らくそんなには時間は経っていなかったと思います。なにせ日陰なしの真夏の日差し当たりっぱなしなんですから。もう照らされっぱなしなんです!!
「う~~ん」と起きた瞬間、物凄い違和感を感じました。
喉はカラカラ、身体も異様にアツい!!とにかくもう喉がカラカラすぎなのでビールに手を伸ばし、急いで飲みました。
すると。。。
全然喉の渇きがとれないではないですか。
「おかしいな~」と思い、何度も飲んでみるのですが全然変わりません。それどころか体がビールを受けつけないのです。
もう身体が…水、みず、みず
と、水を欲しているのです。でもでもで~~も
水なんて持ってきてましぇ~~~ン
クーラーバッグ内の保冷剤代わりの氷の袋の中で溶けてる水しかないのです。
それぐらいの量で、この喉の渇きが治まるはずがありません。氷を舐め舐めしても全く無意味。喉の渇きは増していくばかり。周りに人はいるのですが、100mは離れているので歩いて行く気力もありません。
私は、勘違いをしておりました。はい。
アルコールはいくら飲んでも水分補給できないのです。
それどころか、かえって体内の水分量のバランスを崩すっちゅ~じゃないですか!そんなことも知らずに「ビールだけ持っていったらOK!」なんて思っていた自分が如何にノー天気だったか。せめて少しだけでもお茶かジュースでも持っていけばちょっとはマシだったのに~~
もう意識もおかしくなってきて、いよいよヤバいぞこれはと思った時、ようやく携帯電話の存在に気付きダメもとで友人に電話しました。
「頼むっ!出てくれっ!」そして「ここに水を持って来てくれ!」
と祈る思いでいると…
なんとすぐつながり、私が普通じゃないことに気付いたのかすぐに持ってきてくれるとの事。やっぱり持つべきものはですなぁ~~
しっかし、この電話の時はもう「ヤバい!ヤバい!」ばっか言ってたと思います。
「いや~助かった~」
友人を待つ間の時間がとてつもなく長く、なが~く感じ、ず~っと車が入ってくる方向を眺めていました。
そして…友人到着。
買ってきてくれた2ℓペットボトルの水を物凄い勢いで飲み、なんとか生き返ったのでした。
その日はもうず~っと身体がほてっていて、こぶし大の水膨れも3ヶ所ぐらい、太ももまでにもできていました。なんだか意識もボーっとしたままで頭も痛いし、あまりひいたことないカゼでもひいたのかと思ってました。
また、帰ってから懲りずに居酒屋に行ったのですが、珍しく生ビール一杯しか飲めませんでした。今思うと、完全に熱中症ってヤツだったんですね。声はハスキーになり、たまにウラがえってしまうんですよね。体調が戻るまで数日かかりました。
この事は、今思い出してみても「危なかったなぁ~」と思います。
もし、友人が来てくれなかったら…と思うと尚更です。
この日を境に、お外で飲む際はキチンとお水を大量に持っていくようになったバソなのでした。
それでは、また会いましょう。
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