断酒5年生です。どーもバソです。
ついに…
『MOROCCO横浜愚連隊物語』
購入しました。当時を思い出すと我慢できなくなり、久しぶりにVHS(カセットテープ)で観ちゃいました。奇跡的にビデオデッキが生きており、難なく鑑賞できたのであります。
「ガチャン」とテープが入り、巻き戻しの「ウィーーン」という機械音。すぐには観れないじらし感が新鮮でたまらんです!巻き戻っていざ再生するも、映画紹介から始まるので本編まではおあずけ状態。ココで早送りなんて愚の骨頂!なんです。(←慌てない慌てない)時折乱れる映像に音声。この感じもの凄くイイです。
映像にしろ、音楽にしろ、何でもかんでも綺麗が全てではないと私は強く思います。
しかしまぁ20数年ぶりにグッときちゃいました。案外セリフなんかも覚えているもので、懐かしくもドキドキの90分は一瞬でした。しばらく登場人物を真似る日々が続きそうですなぁ。もちろんのこと、早速レモンをかじりましたYO〜!
「俺はなァ、人の風下にゃたてねえんだ!」
そして・・・
『ハマの四天王』
超重要登場人物達の主人公を含む4人の総称なのですが…
そうとうカッコイイです!
ヤバい!パート2も買わなくちゃ!ちなみに主演は「柳葉敏郎」さんですよ。(モロッコの辰)
さて本題に入りまして、わたくしが二十歳位の求愛活動盛んな時期のストーリーになります。
モテたくて仕方がない時期でありましたので、いろんな女の子と遊びたい欲求が巨大だったこの頃。毎週のように県外に繰り出しては求愛行動(ナンパ)に夢中になっていたシーズンがありました。
毎週毎週、当時有名なナンパスポットに佇み、声を掛けまくり状態の私達。私一人で向かった事は無く、いつも数人で行動してました。
すぐに女の子と意気投合して飲みに行く場合もありましたが、長時間フラれ続けて心が折れる事もしょっちゅうあり、結局ヤロー共だけで飲んだくれ反省会になる事もありました。いずれにせよ超楽しかった思い出ですね。
声を掛けると必ずツッコまれる事がありまして、それは県外者である私達の「方言」によるものでした。(結構訛りが酷いのよ…)
「○○県の人やろ?」
なんて何回言われたか分かりません。ある時は「東北の人?」「何言ってるか分からない・・」と言われた事も。コレが強力な武器になる事もありますが、逆に全くダメパターンも稀にありまして、こればっかりはどうする事もできませんので、ありのままでぶつかるしかない訳です。カッコつけちゃダメなのよ!
そう言いつつも当時は、「恥ずかしい」と思った事もありましたが、生まれ育った場所がちょっぴり違うだけで、みんな仲間みたいなものじゃないですか?そんなちっぽけな事なんか気にしてる場合じゃないのです。そんな事より「オレ達とあそぼーぜ~♡」という事です。健全に!
そんな週末を何回も過ごしたある日の事。いつものナンパスポットでウォッチングしておりますと…
「バソ、スゲー子がいるぞ!」
興奮状態の友人が駆け寄ってきました。指差す先を見ると・・
道を挟んで女の子二人組が座っております。なにがスゲーのかチンプンカンプンな私。
「とりあえず近くで見てみろや!」
言われるがままに道を渡り、お顔を確認いたしますと・・
「ヤバい・・ヤバすぎる・・・」
二人とも整ったお顔立ち。特に一人が美人過ぎる!
過ぎるにも程があるぞ~!
コレは事件です!姉さん。
大事件発生!キゼツ寸前!
その放たれる別格のオーラのせいでしょうか?
周りの凄腕ナンパ師達すら声を掛けるのに躊躇している様子が分かりました。チラチラ見てるだけのヤロー共達。
私達も一旦通り過ぎ、遠くで作戦会議です。
「ヤベーなこりゃ!」
「あんな娘そうそう居ねぇ」
「でも、相手してくれんやろ⁉」
なんとも弱気な私達でしたが、
「声ぐらい掛けたっていいじゃないか!」
チョットだけ勇気を出して声を掛けると・・
意外にも冷たくあしらわれる事なく、会話も弾みます。
ただただ、とびきり美人さんの方の体調が良くないらしく、そういった理由で座って休んでいたらしいのです。
その時は2人の携帯番号をゲットし、「近いうちに遊ぼう!」と約束して興奮状態で帰ったのでした。
それから数日後・・・
2人組と連絡を取り合った私達は、ヤロー共3人でついに約束の飲み会に向かいました。そうとう昔の事なので、何をして遊んだとか、何を喋っていたのかなんて全く覚えておりませんが、3人共ドキドキしていた事だけは覚えておりまして、モチロン皆が美人さん狙いだった事は言うまでもありません。(もう一人も可愛いのですよ♡)
それからも2人組と何度か遊ぶ機会がありましたが、誰一人恋路に発展することもなく、只の友達みたいな感じだったのです。美人さんの部屋で飲んだ事もありましたねぇ。それでもやはり『高嶺の花』だった訳です。おそらく私はビビッて良い人を演じていただけなのかもしれません。
それでもワンチャンスを信じていたバソ野郎。
ある日、美人さんではない方に連絡すると、「翌朝からボードに行くけど空いてるよ」との事で、美人さんが居ない飲み会がスタート。(チッ、今日は来れないのかよ!)
友人と私の2人組。(友人はモテ男)それと美人さんではない方の1人、計3人での飲み会になりました。私の友人は初めて会う女の子ということもあり、えらい楽しんでいたように思います。行先はカラオケBARでしたので、飲んでたまに歌ってといった感じでカウンター席で過ごす事数時間。
女の子が朝からボードに行くらしいので、「大丈夫?」と、何度も時間を気にしていたのですが、当の本人はといいますと、
「全然大丈夫」
「なんなら朝ギリギリまでOK!」
なんだかノリノリのご様子。「こんなに飲んで大丈夫か?」と同時に「こんなに酔うんやね⁉」と、新たな彼女を発見できた嬉しさがありました。
結局朝方まで飲んだくれた私達。彼女はといいますと…しっかり酔っぱらっております。ご機嫌であります。そして、ボードに向かう時間GIRIGIRI☆でございます。
一旦家に帰り、慌てて身支度を整え、カバンをもって部屋から出てくるもフラフラの彼女。当然ツアーバスに遅れる訳にはいきませんので、慌てております。
それでもなんとか無事バスターミナルに到着。一応私達は見送りに来たのです。
「良かった!間に合った~」
3人で喜びを嚙み締めようとしたその時。衝撃の光景が・・
2人濃厚なキスしとるやないか~い!
ベロベロいっちゃってますよ~皆さーん
いつからそんな仲やった?
ひょっとしてオレ、邪魔やった?
なんかオレ…さみしい・・・
あらゆる感情が沸き上がる中、そんな現場を間近で見てしまった私は、目の前の情熱的2人に対し、
「おーーーーーい!」
「おーーーーーい!」
何度も叫び続けていました。それこそ狂ったように何度も!大声で!
それでもベロチューは止まりませんぞ~コノヤロー!
もう笑うしかなくなったバソ野郎。
最後まで2人を温かく見守り続けました。
出発時間が迫る中、ゲロを吐きながらアタッシュケースを転がす彼女の後ろ姿が忘れられません。
おしまい。
それでは最後に楽曲紹介。
「前野健太」で
『ファックミー』
それでは、また会いましょう。
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