現在断酒継続中のバソ親子。あれほど一緒に酌み交わしたお酒を飲む機会は二度と訪れないのかオヤジよ?そう思えば寂しい気持ちになりますが、それだけではない親子のカタチ…の筈。今回は飲酒時代のオヤジとの飲酒エピソードをお届けします。オレのオヤジは素敵だぜ!
断酒7年生です。どーもバソです。
現在、断酒歴6年と3ヶ月のアラフィフの私。前回の投稿で、私のオヤジも断酒継続中(断酒4年生)とお伝えしましたように、親子揃って断酒生活を続けている訳ですが、飲酒時代を振り返るとオヤジとのいろんな思い出があります。
オヤジの影響をモロに受けてお酒にハマったのは否めませんで、アレコレさんざん叩き込まれたものです。
「酒の一滴は血の一滴より重い」

コレはもちろんオヤジから授かった言葉でして、オヤジ自身も誰かから授かったのかもしれません。ちょっと大袈裟かもですが、大切なお酒をこぼしたり、瓶や缶に少しでも残そうものならこっぴどく指導されたものです。机にこぼした際には、唇を尖らせて溢れたお酒を啜っていた覚えがあります。
それほどにお酒に情熱を注いだオヤジも、私と同じく断酒している現状があるのが不思議なものです。
「別に飲んだらいいのに」
たまにこのように言ってみるも、今のところ現状に満足しているのか?お酒を飲むつもりは無いみたいです。しかも私と違い、ノンアルコール系にも全く手を出さないのです。
私は休日になると、オヤジと一緒に買い物に出かける機会が多いのですが、2人きりの車内でお酒にまつわる話題になる事が結構ありまして、飲酒時代を振り返ってはアレコレ盛り上がったりしていると、お互いまだまだ未練たらたらなのだとつくづく感じちゃいます。
そんな訳で今回は、オヤジとの飲酒時代の思い出を少しだけ語っていこうと思います。

まず初めに思い出すのは、私が20歳頃にオヤジに連れられて県内の歓楽街で飲んだ出来事です。
当時、この歓楽街に友人達と飲み歩いてはいましたが、オヤジと2人きりで来るのは初めてで、完全に主導権はオヤジにあり、一軒目は中華料理店に連れて来られました。少々お高そうな店内のカウンター席に座ると、瓶ビールで乾杯し、好きなものを注文。何を注文したのかは全く覚えておりませんが、初めて食す「カエルの唐揚げ」だけはハッキリ覚えております。
メニュー表を眺めていたオヤジの突然の注文に一瞬胸がざわつくも、好奇心が優勢で、いったいどんなモノが出て来るのかドキドキしながらビールをグビグビやっておりますと…
キタキターーーー!!
THE カエルフライ

一見「鶏唐」のような見た目ですが、あの足のフォルムがまんま残っており、いかにもな「カエル」でした。
胴体と足は切り離され、胴体だけなら鶏唐で通用しますが、足部分は見事にカエル。なんとなくウシガエルのような大きな個体を想像していたので、小ぶりなこのサイズは食べやすそうで美味しそうです。

(実際はこんな感じ↑↑)
とりあえず吟味し、見たからに筋肉質な骨付きの足を、さも鷄足のようにつまんでパクリ。
「コイツは美味い!」
脂っぽくないサッパリとした淡白な味わいが、鶏胸やささ身好きの私にピッタリで、あれよあれよと完食してしまいました。
中華もほどほどに…
お次はビアガーデンだったような…
そして次の行き先は「スナック」。
オヤジの知り合いのママのお店にやって来ました。
こぢんまりした店内のカウンター席に座ると、このような空間に不慣れな私は落ち着かない様子で辺りをキョロキョロ。カウンターには別のお客さんも居りました。おしぼりをそっと差し出してくれる優しいママに息子を紹介するオヤジが頼もしく、自分の知らないオヤジの一面が垣間見えたように感じました。
「若いわね♡」
まるで子ども扱いのような、男として認められていないような悔しさがこみ上げたのも、この頃にはすっかり「熟女」にグッときていたからかもしれません。
と、ここで…
子ども扱いされた思い出がよみがえる…
あれは…
名古屋の風俗店での出来事。そう、忘れはしない!
コチラ側からだけ見えているマジックミラー越しにずらりと並んだ嬢をじっくり観察し、ひと際輝いて見える「しずかちゃん」にロックオン済みの私。二番目の指名権がある私は、一番目と被らなければ無事「しずかちゃん」がお相手してくれる。祈るように一番目のご指名を待っていると…
「えーーっと、しずかちゃんで♡」
おーーーーーーい!
ちょっと待てぃ!

せっかく遠方からはるばるやって来た田舎者の俺達に遠慮ってもんはねーんか?青年。そりゃねぇぜ!
完全にしずかちゃん一択だった私は、自分の番が回ってきて少し慌てる。
少し日焼けした健康そうなあの娘でヨロシク!
無事指名を終え、個室へと連れられた私。依然、しずかちゃんを引きずる私が居る。それを察したかは知らないが、まあまあ年上であろう気丈に振る舞うハスキーボイスの嬢は元気一杯のおもてなし。私のロングツイストパーマヘアーを気に入ってくれ、なんだか嬉しそうに髪の毛を触ってきたりと明るい雰囲気。
そして元気を取り戻したバソ野郎にいきなりまたがり、「69」の体勢に…
夢中で愛撫すること数分・・・
「こっちの方はまだまだ(未熟)ね♡」
サーセン・・・
姉さん・・・
嬢を満足させれない未熟者はショックを受けると、たちまちピタッと動けなくなり「69」は終了。その後は自分だけ大満足させてもらった良き思い出となっております。別にテクニックに自信があった訳ではないですが、プチショックな出来事。

話をスナックに戻しますと、
ウイスキーの水割りで程よく酔いがまわって来たタイミングでカラオケがスタート。オヤジは「五木ひろし」を歌っていたような…気分の良かった私が続けて歌ったのは「ユニコーン」の何かの曲だったと思います。友人の影響で中学生でハマり、アルバムも「踊る亀ヤプシ」以外はコンプリート。今でもたまにチェックしております。
自信があった歌唱力でママさんをメロメロにする予定が、終始子ども扱いで男として相手にもされなかったのは言うまでもありません。
オヤジとの歓楽街でのひと時もスナックをもってお開き。酔っぱらったオヤジが代行が運転する車内で寝ていたのを思い出す。若かりし親子の思い出。
それからオヤジと酌み交わしたお酒は数えきれません。

つい先日、買い物途中のオヤジとの車内での会話でこんなのがありました。私が質問したのですが、
「お酒を飲む時に心がけてた事ってある?」
この問いにオヤジは、
「いかに早く酔っぱらうかやな」

先に酔っぱらわれると面倒をみる羽目になり、おちおち飲んでもいられない状況になるので、若い時はいかに早く自分が先に酔っぱらうかに全力だったみたいです。
そういえば・・・
思い出したぞ!あの時のアレは…
まさにソレじゃねーか!
さかのぼること今から10年ほど前でしょうか?
私がすでに立派なアルコール依存症だった「病的酩酊期」のとある休日。オヤジからの提案で「昼から飲み」を決行。
タクシーで最初に向かった先は「蕎麦屋」。
豊富な日本酒のラインナップに舌鼓を打つ我々は、2合ずつの注文スタイルでおかわりし、ほど良く酔っぱらいイイ感じ。〆をすすって蕎麦屋を後にタクシーで向かった先は、オヤジの情報で「鮒(ふな)の刺身」が食べられるとのお店。お昼も営業するカラオケ喫茶兼居酒屋のようなアットホームな空間でした。
「コレコレ…懐かしい…」と目を輝かせるオヤジは、お目当ての「鮒の刺身」と日本酒で昇天。大満足のご様子。先ほどの蕎麦屋から飛ばし気味の我々はチョーご機嫌でナイスな休日。
いよいよ目頭がトロンとなり完全体に近づきつつあるオヤジ。私には正直いまいちだった「鮒の刺身」がよほど嬉し懐かしだったか⁉やたらとご機嫌に女将さんに話しかけるオヤジ!もともと良く他人に喋りかけるオヤジではあるのですが、なんだか様子がおかしい。と思った次の瞬間。
女将さんの手を握りしめ口説きにかかったではないですか!
こんなオヤジ見たことねぇぞ!
コイツはオモロい!
しかと見届けてやろうではありませんか!
そういえば…
同じ地区の集まりで先輩方が言ってたなぁ…
「お前のオヤジ変態やぞ!」
さんざん今まで生活してきて、言われずとも分かってはいたが、そんなオヤジがどうやって口説きにかかるかが気になるトコロ。当時の私から見てもおばあちゃんにしか見えない女将にアタックするオヤジの癖(へき)も、ひょっとして「熟」に傾向していたのか?血の繋がりって強力で素敵ですよね。
素っ気なく振る舞う迷惑気味な女将の事など気にもせず、
「奥さん・・・
いいねぇ・・・」
ずーーーーっとコレの繰り返し!
これまたしつこいしつこい!
過剰すぎるしつこさにいい加減恥ずかしくなってきたバソ野郎。
同じく持ち前のしつこさが取り柄の私ではあるが、お酒がすすむどころか、もはや笑う事すらなくなっていき、酔いも中途半端な状態に…
オヤジ・・・
もういいって・・・
堪らず、
お会計&タクシーを呼んでもらい退散。
タクシーを降り、フラフラのオヤジを抱えながらの玄関までの道のりの長いこと長いこと!酔いも一気に醒めた出来事となりました。

さて、
オヤジとの思い出話は尽きることはありませんが、今回はこの辺で…
えっ!
なになに?
タイトルの『カエルと亀』の亀っていったい何のことだって?
しょうがないので亀の話をしましょうかね。
今回登場した食べ物をざっとおさらいしますと、
・カエル
・お蕎麦
・鮒
比較的変わったモノといえば「カエル」と「鮒」になるでしょうか?これを読んでくれている皆さんも何か変わった食べ物を食した事があるかと思います。
食というのは地域によって様々で、それこそ世界を観たらキリがありません。コッチでは食べなくても、あっちの国ではポピュラーなんてざらにありますよね?
あれは確か私が20代前半の頃、当時同棲していた彼女と一緒に燃えるゴミを捨てに行ったゴミステーションでの衝撃。
深夜、薄暗いゴミ山の中に中身がパンパンに詰められた同じ半透明のゴミ袋が占拠しておりました。溢れんばかりのゴミの山に注目してみる…
占拠していたゴミ袋の中身に注目すると、
その中身はすべて、
亀の甲羅

袋一杯の圧巻の甲羅にブッたまげる私達。
コレ結構キモいぞ!
コレはいったい…
どこで採ってきて、どうやって食べるんだい?
ちなみに美味しいのかい?
これだけの量を食べきっているのであれば、当然美味しいに違いない!
う~ん…
ザ・ワールド
おしまい。
それでは最後に楽曲紹介のコーナー♪
今回の楽曲は、タイトル『カエルと亀』にちなんで、
1991年9月30日リリース。「ユニコーン」7枚目のオリジナルアルバム「ヒゲとボイン」より、
『車も電話もないけれど』
○○と○○
あなたが思い浮かべる素敵なフレーズを是非教えてください。
ちなみに私がパッと思いついたのは、
巨尻とパンストです。
それでは、また会いましょう。
コメント お気軽にどうぞ~(お名前・メールアドレスは特に必要ありません)