どんくさいはめんどくさい

断酒６年生です。どーもバソです。

『アシックス』

といえば、皆さん一度は着用した事あるスポーツブランドではないでしょうか？シューズやスポーツウェアが一般的ですよね？

私も過去何度もお世話になっている「アシックス」。小学校時代のバスケットボールシューズは正にアシックスでした。そうでなくても普段履きのシューズとしても愛用していた記憶があります。

（お馴染みの４本ラインがカッコいいです！）

♪アシックス～♪

というCMの影響から、誰が言ったか⁉

♪あしっくせぇ～♪

の替え歌が流行ったのも、微笑ましく懐かしい昭和の思い出ですなぁ…

そんな「アシックス」と昭和の思い出・・・それは、小学校時代の運動会に遡ります。

徒競走にて、１着でゴールテープを切る事に躍起になっていた小学生時代。

現在、家族から「どんくさい」のレッテルを貼られている私も、短距離走は得意だった過去がありまして、小学校６年間で３着までに入らなかった事はありません。もちろん１着もありますので、クラス対抗リレーの選手にも選ばれ、まぁソコソコだった訳です。

徒競走のライバルは、身長順で同じ組となる、私と同じ身長が低いヤツなのですが、「どうやったら速く走れるか？」を自分なりに研究し話し合った思い出があります。

その研究内容には…

順に解説していきましょう！

シューズに細工をする

現在は、「瞬足」などといった走りに特化した子供向けのシューズがありますが、昭和世代にこんな代物がある筈もなく、普段履きの履きなれたシューズで競争に挑むのが当たり前。

そんな中、普段履きのシューズに粋な細工をするヤツが現れます。

何といってもスタートが命なのは短距離走の常識。ズルっと滑って出遅れようものなら、即上位争いから脱落です。

そんな不安からあみ出した細工が…

ソール部分にガムをくっつける

というもの。
当然噛み終えた味のしないガムをくっつけます。地面と接地するソール部分のどこに何ヵ所くっつけるかに奮闘していたライバル。研究を重ねた結果、中央部分の一点にくっつけ、さらに数日間馴染ませると、本番にはグリップが効いてイイ感じになるらしい…う～ん素晴らしい！

いつも上位争いのこのライバルには、低学年の時しか勝てなかった記憶があります。

裸足で走る

先ほどのシューズに細工をする延長で、「裸足が速いのでは？」説が挙がります。「ジャングルの王者ターちゃん♡」は靴なんか履きません。（※ターちゃんとは漫画の主人公）

やはり、野性味溢れる裸足が最速か？という事で、アナタの周りでも裸足派が居たのではないでしょうか？

そこから更に進化した形で…

ついに…

「ハダシックス」

　　　　爆誕！

ちなみに、この裏技で勝利を勝ち取った者を私は知らない！

泣きながら走る

コチラに関しては、「泣いたヤツの底力はヤバい！」というトコロからもはや最速説があった程で、本気で泣いたヤツには何をしても敵わんっ！ちゅう事から議論になりました。なので、スタート前の順番待ちの際には、わざとに「酷い言葉を浴びせてくれ」と懇願する始末。他にも、現実的にあり得ない悲しい想像で無理矢理泣こうとするも、ライバルはそうはさせてなるものか！と笑わせ続けるのに必死になっていました。

最終的にお互い「殴ってくれ！」と、すっかりドМ野郎になり果てておりましたYO～！

なのでこの最強伝説は只の伝説に終わったのであります。

それから随分と時は流れ…

４０歳を過ぎ…

断酒開始から数か月後…

飲酒欲求を遠ざける為の手段として、仕事から帰るとすぐさまジョギングに出掛ける日々がスタートしました。

きっかけは、娘二人のダイエットの付き添いから始まったジョギング。娘二人は早々に脱落し、ソロで走り回る初心者ランナー初期も初期の頃。

会社の同僚である経験豊富なランナーに、ジョギングシューズの重要性を教わりまして、それまでのフットサル専用シューズで走り回る行為を否定され、「そのうち膝痛めるで」とのアドバイスから、ジョギングシューズを新調する流れとなったのです。どうやらクッション性が重要らしい。

あんまり安すぎてもダメ、かといって初心者に高価な物も要らない訳で、さっそくアレコレ検索すると…チョー久しぶりのスポーツ用品にワクワクしながら、スマホにかじりついてはニヤついておりました。

そんな矢先、

【店内改装リニューアルオープン】

なんと！スポーツ店のチラシが！

なになに…
３日間、お祭り騒ぎの大特価だとー！！

こいつはグッタイミンッ♡

はたしてジョギングシューズはあるのか？

オッケーーーーーーーーーー

キターーーーーーーーーー

アシックス

キターーーーーーーーーー

コイツは通常１万円を超えてくるヤツではないか！

超目玉商品やないかーーーい！

お財布にも優しく、奥さんも喜ぶぜぃ！

なになに⁉
数に限りがございます。売り切れ御免て事ね。（OK、OK、ソンナノキニシナイヨ）

ふむふむ・・
超特価品は他にもジャージやバッグなんかもあるのね。

うんっ！

それは要らん！

男は黙って一点勝負ですがな！

リニューアルオープン２日目のアシックスに焦点を当て、緊急家族会議開催です！

家族会議の結果、

我らがBOSS（奥さん）考案の作戦が遂に決定！

来たる週末の本番に向け、イメトレ開始！

行列といえば、「パチ屋」で十分鍛えてある元パチンカスのバソ野郎。ひと昔前のモーニングサービス、新装開店、処女オープンで慣らした甲斐があるってもんよ！ドンと来やがれってんだコノヤロー！よゆーよゆー超よゆー♡バーゲンセールの並びは知らんけど…余裕っしょ！

いよいよやって来ました決戦当日！

１時間前到着ヨシ！

並び…
たったの５組ヨシ！

さて、並ぶとしますか…

並び始めてスグ、後ろに並ぶ男性に話しかけられます。

どうやら各々の狙いの品を調査している模様。私の狙いはアシックスだと教えると、先頭からの情報を全て把握していたその男性は、あっさりと私にこう告げました。

「アナタは大丈夫！そして私も大丈夫！お互い良かったですね！」

ホッと安堵したその瞬間から、人懐っこい調査熱心な男性とのトークに夢中になっちゃいました。

気付くと…
あれよあれよと増える一方の行列に、早めに並んで正解だったとBOSSに感謝のバソ野郎。

前日も並んだらしい後ろの男性に、目玉商品が置いてあるであろう場所を教えてもらい、更に余裕が出たトコロで…

緊張感もあまり感じない

オーープンです！

走らず、慌てず、騒がず、

静かに店内に入って目指すは、
「目玉商品アシックス」

少し奥に進むと、
目の前には、まさしくお目当てが鎮座するワゴンがお目見え。

「蛍光色をまとったシューズさん、こんにちは！」

「どーもバソです！」

一番乗りで…

軽く挨拶を交わし、余裕をもってサイズを物色。

「25、25、25、25」

　　　　　　・

　　　　　　・

　　　　　　・

　　　　　　・

「どこ？？？」

そうこうしていると…

後ろから一気に人だかりが…

次々と無くなる「アシックス」

サイズ確認など一切関係なし！

むんずと掴むは１足にとどまりませんぞ！
（ソンナノハンソクダヨ！）

１人複数足が当たり前！

「ヤバい・・・」

無くなりかけ咄嗟に掴んだのは・・・

２８ｃｍ・・・・・・

「終わった…完敗や…」

脇汗滴り落ちるバソ野郎。

この嫌～な感じは…

パチンコで最後の千円をブチ込んで、案の定すっからかんになったあの感覚に似ているような絶望感。そういや誰かが言ってたなぁ…

それはさておき、
みんなスゲーよ！サイズ確認なしですか？まとめていっちゃいますか？そーですかそーですか！その手がありましたか！流石です！天晴！

どうやら各サイズ１点のみのアシックス。ガックリうなだれながらも、一応手に取ったジャンボサイズの試着でもしてみようか⁉

こんなのガバガバのブカブカだよ～

ハナシにならんわ！

そんな時、ちょうど現れた我らがBOSS。

「どうやった？」

私「あかんかった…」

「うわっ、どんくさっ！あんなに先頭に居たのに？」

一番乗りでワゴンに到着するも、サイズを探せず取り損ねた愚か者に突き刺さる言葉に冷たい視線。

うつむきながら…

仕方なく28㎝を元のワゴンにそっと戻すと…

「こんな小っちゃいの入らんわ！」

見知らぬ男性の手からドサッとワゴンに帰ってきたアシックス。

手に取ると…

25.5！！

しゃーーーーーっ！

おらーーーーーっ！

天は我を見放さなかった・・・

25㎝は逃したものの、手に入れたアシックスがコチラ↓↓

それからというもの…
颯爽と駆け抜ける、お酒を飲まない中年ランナーへと変貌するも、不運に見舞われリタイア。（コチラは途中紹介した「ジョギングを止めた理由（わけ）」を要チェック！）

それから全く走っておりません。

思い返すと、どんくさい私が唯一テキパキとハイペースなのは飲酒だけだったように思えます。そしてお酒を一口飲んだが最後、シラフですらめんどくさいヤツがさらにパワーアップしためんどくさいヤツに変わり果てるのです。

おしまい。

それでは最後に楽曲紹介のコーナー♪

せっかくパチンコの話題があがったので、私のパチンカス人生後期に出会った最高傑作『CR 牙狼 金色になれXX』にも流れる、『CR 牙狼 魔戒閃騎鋼XX』から導入された楽曲！

「JAM Project」で

『我が名は牙狼』

♪真紅にたぎる炎を　燃やし尽くせ～♪

　　　♪BASO～♪

ちなみにドラマの内容は知りませんが、パチンコは夢中になりました。

それでは、また会いましょう。