断酒6年生です。どーもバソです。
今年もいよいよやって参りました。そうです!雪の季節の到来です。
と、言いましても…ウインタースポーツなどのアウトドア系活動をとっくの昔にやめてしまい、なぜだか寒さにめっぽう弱くなった私は、次第に雪が嫌いになっていき、毎年のように雪が降らない地域を羨ましく思います。
(スキー、スノボに関するストーリーはコチラ↓↓)
あれほど心待ちにしていた「冬限定ビール」も、断酒継続中の今となってはカンケー無し!さらには、冬のご馳走「かに」に関しては飲酒時代ほど反応は薄まり、熱燗でヨロシクやっていた頃を遠目に懐かしんでおります。
断酒した途端寒がりに拍車がかかり、自宅では何重にも重ね着スタイルで、足元にはモコモコ靴下装着。薄毛の1㎜ボーズ頭には耳まで覆うニット帽を装着するも、「寒い、寒い」が口癖になってしまってます。これ以上歳を重ねたら、いったいどうなってしまうのやら?宇宙服の購入も視野に入れておかなきゃなんです。
そして冬といえば…
私の住む北陸地方では、毎年多かれ少なかれ雪が積もります。という事は…スタッドレスタイヤに交換必須な訳でして、地方あるあるな1人一台は所有する雪国車社会の現実が待ち受けております。
冬にタイヤ交換するとなると、当然雪が降らなくなる春先もノーマルタイヤに交換が当たり前なのですが、毎年恒例のこの作業がスゲーめんどくさいんですよね。
我が家では現在5台の車がありまして、その内の3台を私が交換担当しております。
つい先日3台分の交換を終え、積雪への準備万端になったトコロで…ふと思い出した「雪」と「車」に関する、バソ、20代前半のお話。
あれは…
気温も寒くなった冬の始まり…
ひょんなことからゲットした女子高生の携帯番号から始まった。
隣県の友人から教えてもらった謎の携帯番号。シャイな友人から譲り受けた私は、思い切って見ず知らずの女子高生のモノらしい番号に電話してみる事にしました。
(ドキドキ・・・ホントに女子高生なのか?)
スーパー緊張しながらも難なく繋がった先は…
モノホンの女子高生。(ウッヒョ~)
「初めまして」の軽い挨拶から意外とスムーズに話が進みます。
隣県在住の女子高生と打ち解けるにはさほど時間はかからず、他愛もない話で何度も通話するようになり、フツーに仲良くなったタイミングで互いに、
「会いたいね♡」
「今度会おうか♡」
おーーーっと!!これは!
なんともドラマチックな展開へと発展。
自室で飛びあがり、モッシュダンスをカマすほどブチ上がるバソ野郎。独特な訛り言葉の私を気に入ってくれた様子で、得意の妄想爆発の日々を過ごすこと数日…
待ちに待った初デート当日がやって参りましたYo〜!
お昼前、4ナンバーのオンボロ軽自動車を走らせ、待ち合わせ場所である隣県の大きな駅に向かいます。
当時はまだカセットテープを愛用していた為、洋楽、邦楽練り混ぜた「マイMIXテープ」を車内で聴くのが至福の時間で、まだ見ぬ「女子高生」をイメージしながらのドライブは、ノリノリにドキドキがMIXした、なんとも言い難い胸の高鳴りがあったのを覚えております。(恐らくこの頃はハードコア音楽に足を踏み入れたばかりかと…)
駅西駐車場に車を停めると、到着を伝え、そのまま通話しながら彼女の待つ駅構内へと夢中で向かいます。
「いったいどんな娘なんだろう?」
初めて通話した流れからの勝手なイメージでは、まず真面目な女の子像が浮かびました。キュートな声の持ち主は、電話越しで時折無邪気に笑う可愛らしさを備え、少し年上の私に対してもさほど抵抗は無い様に感じておりました。はい。
ひょっとして…
初デートに気合い入りまくりのキワどい悩殺ファションで現れるのでは?淡い期待に胸躍らせ、えちえちな妄想が壮大に膨れ上がり、今にもパンパンで破裂しそうな想像世界のデートプランを復習しながら冷静に足早に、彼女の待つ駅構内を颯爽と歩く、通話しながらイケてる気取りのカッコつけロングヘアーバソ野郎。当時はオーバーサイズなファッションを好んでいたと思われる…
まさか・・・
そんな期待をあっけなく裏切る現実がすぐに訪れようとは…
遠目に、
「あの娘やな!」
携帯をあてがう彼女に気付いた瞬間、
「帰ろう…」
何も無かった事にして帰りたい気持ちをグッと堪えて目の前まで近づいた彼女に声をかけます。
するとやはり本人だった為、偽りの感動の挨拶もほどほどに、車までのエスコート中は良い人ぶって会話しながらも…
(↓バソ、心の声↓)
まいったな〜
どうしよう…
ぜんぜん思てたんと違う…
エロさZEROじゃねーか!
マジ帰りてぇ〜!!!
ネガティブな葛藤に振り回されるも、ついに覚悟を決めたバソ野郎。
せっかくのご縁あっての初デートをやりきろうじゃないか!
あんなに電話で盛り上がってたでしょ?
第一印象なんか気にするな!きっと良い事あるさ!
「この道を行けばどうなるものか・・・
迷わず行けよ、行けばわかるさ」
「燃える闘魂」 …素敵すぎるアノ御方の心強い後押しもあり、半ば強引に自分を奮い立たせ、いつの間にやらポジティブ野郎に変換完了。車に乗り込むなりデートプランを必死に組み立て直すと、
「とりあえずご飯でも食べますか…」
ムショーにお腹が空いていた私は、あまりお腹が空いてないらしい彼女と一緒にファミレスににゅうて〜ん。
出会った瞬間感じ取った、
「思てたんと違う!」
この感情は決して私だけが感じていた訳ではなく、彼女も同様だったみたいで、ファミレスに来るまでの車内での会話や表情からもビンビンと伝わってきました。それでも心優しい彼女は私とのデートを最後まで付き合ってくれたんですねぇ。
結局のところ最初で最後のデートとなり、この日彼女を送り届けて以来一切連絡を取り合っておりません。
これは今から25年ほども前の出来事であり、ましてや何の進展もありませんので、会話の内容はほぼゼロに等しく全く思い出せませんが、くだらない質問攻めばかりしていたように思います。
イメージ像が崩れ去った者同士、
「せっかくだから…」
といった気持ちは持ち合わせていたんでしょうね。
話をデートに戻しますと、
ファミレスのテーブル席で向かい合うぎこちない2人。腹ペコヤングはステーキセット(もちろんライスで)、彼女は飲み物とデザートを注文。肉をかっ喰らい会話しながらも、密やかにデートプランを練り直すバソ野郎に圧倒的閃きが!
ざわ…
ざわ…
「映画や!」
もうコレしかねぇーーー!!!
ナーーーイス!!俺!
それまで生きてきて思いつきもしなかったデートプラン爆誕。
気心知れたカップルなら理解できるが、交際前の手探り状態での「映画館」はありえねぇ。なにせ2時間近くはNOコンタクト & NOコミュニケーション的な状況になるではないか!
と、いうことで・・・
無理せずとも時間を稼げる「映画デート」に即決定!彼女も無論納得のご様子。
食事を終えるとすぐさま向かいましたとさ。
さてさて、
到着したは良いが、行き当たりばったりでなんとなく選んだ映画、
それが・・・
アルマゲドン
アル
マゲ
ドーーーーーン!!
得体の知れない「丼ぶり」を連想させるタイトルからは、ストーリーを予測出来るはずもないだろう…
もちろん予習なんてしてませんぞ。
もし退屈だったら寝てればいいや…
・
・
・
・
・
いやいやいや…
ふたを開ければひと時も目を離せぬ展開のアルマゲに釘付けだドン!
ブルース・ウィリス演じる主人公にグッときてドン!
主人公の娘さん役のあまりのキュートさに胸キュンドドンッ!ドドンがドン!
いや~良いもん観させて頂きました!偶然の出会いってあるんですねぇ~たまりませんな~
映画館では彼女と隣同士ながらも各々の時間が刻々と過ぎさり、外に出た頃にはすでに夕刻になっておりまして、彼女の実家付近まで送り届ける頃には既に薄暗くなってきました。
「それじゃあ、また…」
そんな言葉を掛け合う事もなく、にっこり静かに立ち去ったバソ野郎。
独りになった途端ホッとするも束の間、開放感と共にドッと押し寄せる疲労感、達成感、そして虚無感。
「こうなったら呑むしかねぇ」
地元に帰って友人と合流するべく、ぶっ飛ばして帰りたかったものの…
激しい雨が雪に変わりやがった!
(ヤバいよヤバいよ、タイヤがノーマルだよ!)
雪道の怖さは十分熟知している為、道にうっすら積もったタイミングでブレーキをそっと踏んで試してみますと…
おいっ!全然止まれん、止まらんぞ!
うっすら積もった程度でも、無力すぎるぜノーマルタイヤ!
発進時も滑るわブレーキで滑るわで速度20キロ未満まで一気に減速。通常でも1時間以上の道のりは、超絶ノロノロ安全運転のお陰で倍以上の時間を要したのは言うまでもないだろう。幸いにもうっすらまでしか積もらなかっただけラッキーだったのです。
あと少し…
あと少しで友人達と合流。
ホッと安堵したか?いち早くグイっとやりたかったか?
踏切前の緩やかなカーブに差し掛かった瞬間!
ぐるぐるーーーーーっ
車が華麗に一回転!
すんでのところで衝突でしたが、GIRIGIRI☆回避成功。
車とは、いとも簡単に回転するんですね。
それ以来、
タイヤ交換のタイミングや雪道には格段の注意を払うようになった私でしたが、アルマゲデートから数年後…
浮かれすぎて油断した婚約直後、雪道でどっかーーんやっちゃいました!
皆さん、くれぐれも雪道は慎重に、ゆっくりね!
油断するとぐるぐるどっかーんやっちゃいますよ!
と、ここからは番外編といたしまして、
「アルマゲドン」
という単語にご注目下さい。
馴染みの薄いこの単語がどうしてもしっくり来ない私は、「アルマゲドン」を日本人に解りやすく改良してみる事にしたのです…
アルマゲドン ⇒ アル マゲ ドンに分解。
それぞれを漢字に変換しくっつけてみると、
有髷丼
在髷呑
或髷鈍
といった具合にさらにしっくり来なくなりました。残念。
ですが、注目すべきはド真ん中の髷(まげ)の漢字。当て字でも何でもない正統派の「マゲ」と読む漢字はこれ一つだけなのではないでしょうか?
丁髷
(↑↑ちょんまげを漢字で書くとコレ。断然ひらがな表記が好きです)
あぁ…やっぱり「ちょんまげ」カッコいい!
以上、
ちょんまげブーム真っ只中のバソ野郎がお届けしました。
おしまい。
それでは最後に楽曲紹介のコーナー♪
日本では1998年12月12日公開、
映画「アルマゲドン」オリジナルサウンドトラックの中から、
「ZZ TOP」で
『La Grange』
1973年に発表されたこの楽曲。
映画を観終えた数日後にゲットしたサントラ盤は、コレばっかり聴いていたように思います。
それでは、また会いましょう。
コメント お気軽にどうぞ~(お名前、メールアドレスは特に必要ありません)