スメルマニア

断酒生活

断酒6年生です。どーもバソです。



【SMELL(スメル)

英語で、「香り」や「悪臭」、「嗅覚」を表す。匂いを表す一般的な表現であり、快いと感じるか不快と感じるかは関係がない。smellyは「強い匂いのする」という意味の形容詞で、smellの派生語である。


生活する上で誰もが感じる「におい」
人間の嗅覚は、哺乳類の中では劣っているとされており、犬の嗅覚は人間の3000倍~10000倍と言い、ある特定のにおいでは、100万倍以上とも言われます。(スゲーゾ!ワンチャン)

なお、女性の嗅細胞は男性の1.5倍多く、男性より女性の方が嗅覚が優れているらしいですぞ。そう言われれば、「臭い!臭い」とやたら反応する我が家の女性陣を見ても納得できます。


私が断酒を始めた最初の頃、身体に起こった変化として、「嗅覚」が良くなったとスグに感じました。今も当然良い状態をキープしているでしょうが、断酒始めの頃はこの変化に感激したものです。特別においに鈍感ではなかったですが、明らかにビンビンに変化した嗅覚は、良い事も悪い事もあるようで…

良い匂いだけ敏感なら良いものの、もちろん嫌な臭いもナイスキャッチするので、自他共の色んなにおいが、更に気になるようになってしまったのです。


飲酒時代は、日々の大量飲酒により酒臭かっただろうバソ野郎。放たれる口臭に不快を感じた方も多いのではなかろうか?

「バソさん、酒クセー!」

「焼酎飲み過ぎたんでしょ?」

酒臭い指摘どころか、お酒の種類まで的確に当てられたパターンもございまして、依存で飲み過ぎの現実を隠したい気持ちから、職場では特に気を付けていたのですが、油断するとバレちゃうんですよね。まぁそうでなくとも酒臭さはバレバレだったのだろうと今は思います。

仕事上、ガム禁止の職場で働いた事が無い為に、ガムを噛むのが今でも日課となっており、仕事中だけは常にガムを噛んでおります。とは言っても、頻繁に口を噛み噛み動かす事はしないので、噛んでいるというよりも舐めている感覚に近いでしょう。お気に入りは「クロレッツの青ボトル」で、かれこれ10年以上の付き合いになるかと思います。


飲み過ぎでチョー酒臭い休日には、二日酔いでダウンする事もしばしば。子供達が大きくなって中学生になった頃には、私がグロッキーで寝ている部屋から放たれる異臭により、一切寄り付かなかった悲しい思い出もあります。

娘に言わせると、ドアを開ける前の段階で異臭に気が付くらしく、飲み過ぎダウン中の部屋には、よほどの用事が無い限り近づきたくなかったらしいですね。

なので、二日酔いで出掛けるとなると、酒臭さを紛らわす手段として「香水」を振りかけまくっては誤魔化していたものです。(コレハコレデドウナノヨ?)

断酒継続中の今となってはお酒臭い事がありえない訳で、きちんと歯磨きさえしていれば迷惑をかける心配はありませんので香水も一切使わなくなりました。



その代わりと言っちゃあ何ですが、現在オヤジ臭をまき散らすようになったバソ野郎の「におい」にまつわる話を紹介していきますYO~!



突然ですが皆さん。皆さんは「スメハラ」で悩んだ経験はありませんか?(※スメハラとは、スメルハラスメントの略)

私は、過去の職場(工場)でキョーレツな「口臭」&「体臭」を放つ男性に悩んだ経験があります。中途採用で入社した、歳は60間近の方だったのですが…

ファーストコンタクトでの違和感と不快感は、彼の口臭が原因である事がスグに分かりました。

私も当時35歳を過ぎており、それまで色んなにおいを嗅いできた実績もあります。口臭だって癖のある臭いもひと通り嗅いだものだと思っておりました。なので、そんじょそこらの「smell」で根を上げる様なヤツではないつもりで油断していました。


まさか…

未体験ゾーンに突入するとは!


今まで嗅いだ嫌な口臭なんて、コイツに比べたら…



目玉(めんたま)と金玉(きんたま)ほどかけ離れてるじゃ~ねぇか!!


他の追従を許さぬ、レベチの「口臭」に頭クラクラ…

臭ったら味がする様な感覚、分かりますか?涙が溢れ出る感覚、分かりますか?

これは夢か⁉現実か⁉頼むから夢であってくれ!


「隊長!このままですと我が軍は全滅です!どうか撤退命令を!」


ぐぬぬ…やむを得ん!

  全軍撤退!全軍撤退!

(↑↑私の脳内は、きっとこんな風に混乱していたに違いない)


話した内容の事など、もはや「どうでもいい…」というよりも、一時的な記憶障害に陥るバソ野郎。



「あんた、世界狙えるよ!」

「ワールドだよ!」



そう伝えたかったのですが、流石にやめときました。


仕事内容は違えど、作業場は同じ空間で、仕事上の会話をする事が滅多に無いトコロは救いでしたが、休憩スペースが同じという不運に見舞われます。通常は午前と午後に30分ずつ、それにお昼休憩が1時間の休憩タイム。

その男性と同時に休憩する訳では無いのですが、一服の時間は大体10:00と15:00で決まってますよね?なので休憩が重なるんですよ!この時間がツラかった!

この拷問に耐え切れなくなった私は、休憩場所を変更し、わざわざ遠く離れた休憩所まで行く事となるのです。大袈裟かのように思われるこの行為も、異臭の原因は口臭だけでは無かったからなのです!

洗濯してるかさえ疑問な作業着からも、それはそれは酸っぱくて湿っぽいワールドチャンプなsmellが漂います。


あえて間を空けた1m横の指定席からは、じっとしてても漂ってくる臭い。

う~んクサい!

う~ん不愉快!


更に私に話しかけて来ようものなら…





この世の果て…これぞ世紀末か⁉
もはや呼吸を止めながら受け答えするしかありませんぞ!

鼻を封印し、口で息をすれば嫌な臭いを嗅がなくて済むものの、口と作業着から放たれるミックスダブルチャンピオンsmellを吸い込むのも嫌なので、スマホを眺めながらじっと耐え抜くしか術がないのです!



「どうなったらこんな臭いに⁉」

「この人、内臓系大丈夫か?」

「奥さん、家族は平気なのか?」

「誰か指摘する友人は居ないのか?」

「本人に自覚は無いのか?」



要らぬ心配までする始末…

いっそのこと教えてあげようかと思いましたが、やめました。そんな勇気、私にはありません。




そのうち…
職場内でも噂になるのは時間の問題で、あちらこちらで「被害者」の声を聞くようになり、ついには「被害者の会」が発足。



もちろん陰湿なイジメに発展する事はありませんが、被害者はなるべく被害を最小限に喰い止めようとせっせと工夫しているみたいでした。そして有効な手段は共有する!


ある者は密室の状況を避け、またある者は絶対隣に行かない作戦(最低2mのキープディスタンスは常識)、さらにある者は防毒マスクで対応!



この特殊部隊さながらの行動には、


「どうした?」



などと疑問に思われた事もありましたが、ヘルメットに防護メガネ、防毒マスク姿が不自然な職場ではない為、



「後から、あの作業あるんで…」



見事にこの一言で納得のご様子!

結局一番効果アリだったのが「防毒マスク作戦」だったのは、今となってはいい経験として身に付いております。



そんな職場で、独りの勇者が現れます。




「お前クサいぞ!」




ズバッと真正面から切り込んだその勇者は、臭いの元凶までは伝えませんでしたが、キチンと「クサい!」と言い放ち、ポカンとする本人と仲良さそうに喋っていた姿を私は忘れないでしょう!



この人カッコいい!




やっぱこうでなくっちゃ!

そう思うものの、未だ真似できない私がおります。




それからというもの…
彼が発するにおいから、これといった変化はありませんでしたとさ…




そして現在、自分のにおいが染み付き易いアイテムに困っておりまして、それが…「アイマスク」なのですが、2年程前から睡眠の質向上を目指し、愛用しております。

使い始めは予想だにしていなかった、段々と中年男特有のアノにおいが染み付き、せっかく気持ち良く寝ようと装着した矢先、己の不愉快なsmellにムカつきながら就寝。といった具合なのです。特に鼻にピタッと沿うラインから放たれる異臭はキョーレツ!

40半ばを過ぎ、程よく脂がのったは良いが、何なんですか!小鼻のキワの際どい臭いは!悪夢の原因はひょっとしてコイツだったか⁉

洗濯頻度も増す一方でキリが無いので、最近は複数購入も視野に入れております。はい。



「アナタのにおい無しでは、生きていけない♡」



せめて夢の中ででも…


ロマンチックでムフフ…な夢を強くイメージして・・・




おしまい。



それでは最後に楽曲紹介のコーナー♪

今回、話に出てきた「チャンピオン」から連想するモノ…

「Champion(チャンピオン)」という、アメリカンスポーツウェアブランドは皆さんご存じですよね?

そんな、私が大好きなチャンピオンをテーマにした楽曲。

『Champion feat.スチャダラパー』


キング オブ スウェット…大好きです♡

Cマーク(※通称目付き)にもグッときます!


それでは、また会いましょう。

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