前回の「カエルと亀」続編となる今回の話題は、私が断酒して1年目くらいまで情熱を注いだあるモノについてフォーカスしました。飲酒同様コレについてもどハマりしていたのは間違いない!真剣に向き合ってきた思い出をひと昔前の懐かしさと共にお届けします。
断酒7年生です。どーもバソです。
前回投稿した『カエルと亀』の続編となる今回。
最初から続編にする予定ではなかったのですが、いざ書き進めるうちに、「カエルと亀」といえば…正にあれじゃねーか!それ以外に何がある!そうだろオレ⁉
てな訳で、ピーンと思い出してしまったものですから書かずにはいられなくなった次第であります。
その内容とは・・・
パチスロ
大衆娯楽として全国各地のパチンコ店で遊戯できる「パチスロ」。
アラフィフ男子の私自身、パチスロ・パチンコから完全に遠のいて随分と経ちますが、以前は切っても切れない関係だったパチスロ。4号機の終焉と共に長期にわたり打たなかった時期もありましたが、結局舞い戻ってしまい、例の自粛期間に入るまで打ち続けたパチスロ。10代後半になって初めて触ったパチスロ機が、かの有名な「カエル」だったのです。

その「カエル」といえば…
そうです!
ニューパルサーです!
(略してニューパル)

6.5号機時代となり、スマスロなども登場した現在も、ニューパルサーシリーズはパチ屋で見かけるのではないでしょうか?約30年前に私がホールで打っていたのは4号機、つまりは初代ニューパルサーという事になります。
ビッグボーナス絵柄にカエルのキャラクターを採用した本機種は、1993年に登場して以来、瞬く間に人気に火がつき、販売台数は「初代北斗の拳」の63万台(歴代トップセールス)に抜かれるまでの10年間は他の追従を許さぬ歴代トップ(23万台)に君臨していたのです。しかも当時のパチスロ機は全国に70万台ほどの設置だった訳ですので、非常に人気があったというのは皆さんお分かり頂けるかと思います。
そしてパチスロといえば…
パチ屋に通う方ならもちろんご存知でしょうが、そうでなくてもゲーセンだったりラブホなんかで見たり触ったりした事はあるのではないでしょうか?
私が好んで打っていた機種といえば、ノーマルな「Aタイプ」と呼ばれるもので、ビッグボーナス、レギュラーボーナスといったボーナスのみで出玉を獲得するタイプでして、(ニューパルのビッグで約350枚、レギュラーで約120枚獲得できる)俗にいうAT機やストック機などにはあまり手を出しませんでした。とはいえ、4号機時代の「吉宗」や「初代北斗」にはモーレツにハマりまして、ものすごく負けているのです。
高校時代はパチンコしか打たなかった私がパチスロを打つようになったのは、友人の影響からでした。
すでに高校生でパチンコ・パチスロを覚えた彼の誘いで本格的にのめり込んだパチ屋通い。私自身も高校時代にパチ屋に出入りしていたものの、たまにパチンコを打つ程度で、知識なんかもほぼ皆無な状態でした。ビギナーズラックというものに授かり、高校時代は負けた記憶はありません。無知というのは恐ろしくもありますが、それでいて無垢な純粋さって何か良いですよね。
高校を卒業し、地元のパチ屋に頻繁に通い始めた頃に転機が訪れます。それまでパチンコ一辺倒でスロットコーナーに立ち入ることすらなかったのが、例の友人に誘われるがまま触ってしまったからさぁ大変。
1000円で50枚のメダルを借りて遊戯できる事、3枚のメダルを投入し遊戯する事、レバーを叩いてリールを回転させ、左から順にストップボタンでリールを止める事、などなど、超絶初心者の私はひと通りレクチャーを受けると、訳もわからず打ち始めます。
確か千円か二千円ほど使ったトコロでしょうか?
私の打つスロットの出目を覗く友人が放ったこの言葉は衝撃でした。
「それ入ってるで!」
なぬっ!・・・入ってる???
なんのこっちゃ???
一体どういう事だろう?
入ってるってなーに?
鋭い眼差しながら興奮気味の友人の様子からして決してエロい事ではない筈。きっと何かしら良い事に違いないと察するも、ちんぷんかんぷんでボーッとする私を見かね、横から手を伸ばした友人。
狙いすましてタンタンタンッ!
そして…
バシッと並んだ

おーーーーーっ!
スゲーーーー!!
カッケーーー!!
ビッグボーナスの入賞音と同時に祝福のファンファーレが店内に響きます。
この頃にはすでに回転中のリール絵柄が丸見えだった彼は、そりゃあカッコ良かったですよ。小学校低学年から仲の良かったやんちゃな彼が、私の知らぬ間にたくましく成長しているではありませんか。そして大人びた貫禄を感じました。まるでドラクエⅤの幼少時代のベビーパンサーが、成長しキラーパンサーとなって再び現れたときのようなたくましさとでもいいましょうか?
対して初心者の私にはサッパリなーんも見えませんぞ。リールがグルグル廻っている、ただそれだけ…
と、ここで…
せっかくドラクエⅤの話題になったので、ちょいと脱線して、
さて皆さんに質問です。仲間になるキラーパンサーの名前って何を選びましたか?
- ボロンゴ
- プックル
- チロル
- ゲレゲレ
ちなみに私は「ボロンゴ」一択でした。
そして初見プレイでは、「しんぴのよろい」と「お金」欲しさにフローラとの結婚を選択した愚か者なのです。はい。
それではパチスロの話に戻りまして、
あっさりと⑦⑦⑦を揃えた友人に惚れ惚れするバソ少年。
「回転する絵柄なんて見えるかーい!」
やっとの思いでボーナスに当選しても、⑦を揃えなくてはせっかくの大当たりも始まりませんので、ただひたすらに回転するリールとの睨めっこ状態で練習に励むバソ少年。これほどに集中して物事に打ち込むことがあったか無かったか?試行錯誤を繰り返すうちに少しずつ、ぼんやりながらも色の識別ができるようになり、リールが一周するタイミングも掴んできて、ボーナス絵柄が2種類ある内の赤⑦だけは揃えられるようになりました。
そのうち友人のサポート無しでもスロットを打てるようになると、今度はリーチ目を覚えるようになっていくのですが…
リーチ目とはつまり、⑦が揃えられる状態にあるリール絵柄の出目の事で、ハズレ時には出現しない出目が拝めるのはスロット打ちの方ならご存知の筈です。このニューパルに関しては、その数なんと1000通り以上。比較的覚えやすいモノからマニアックなモノまで、インターネットなど普及してない時代ですので、攻略雑誌を購入し頭に叩き込みましたYo~!

「カエル」と出会ってからは、ひたすらにニューパルを打ち込む日々が始まりました。来る日も来る日もカエル三昧。他の機種には見向きもしませんぞ!
どこのパチ屋にも設置してあるニューパルだけを打つ…
さらに、
当時を語る上で忘れてはならないのがモーニング台という存在。朝イチすでにボーナスが成立している台があり、一列に何台かあるその台を目当てに開店待ちの行列ができるのが当たり前の時代でした。なにせ1回転でボーナスをゲットできるのですから、使うお金も1000円ぽっきりで済みます。とはいえ、換金できるのは開店1時間後になりますので、モーニング台に当たれば必ず勝てる訳ではないのですが、やはり1回転でのボーナスは魅力的。
そんなラッキーなモーニング台を幾度となくゲットしますが、そのまま勝利まで持ち込んだ経験が乏しかった私でもこの日だけは違いました。
開店と同時になだれ込み、なんとかキープしたカエルちゃん。軍資金が乏しい私はモーニング台にあやかりたいのであります。でもそれは皆同じ。遊戯スタートまでの待ち時間、メダルを購入し下皿に移すと店内をブラブラ…その時を待ちます。
ある者はさっそく購入したメダルを投入し待ち構える、またある者はコーヒーとタバコで一服。仲間達と談笑する者、じっと椅子に座って待つ者。決戦のスタートまでは残り僅か。いよいよ私も着席しメダルを投入。メダル投入音がそこら中で響き渡ります。
ドクンッ
ドクンッ
♪♪
チャラチャラチャラチャラ・・・・・
♪♪
お決まりのスタート合図、
F-1のテーマソング、
T-SQUAREの『トゥルース』のイントロが静かに流れます。
ババンッ
ババンッ、ババンッ、ババンッ!
よっしゃ!やったるぜ~!
おかげさまで難なくモーニング台をゲットしホッとしたバソ少年。
ま・さ・か・の
快進撃が始まろうとはつゆ知らず。
朝イチ、投資がたった3枚のメダルから始まったビッグボーナス。追加投資をすることなく順調にボーナスを引き続け、お昼過ぎにはドル箱満タンでお食事タイム。ここまでは至ってフツーの流れで、一気に出玉が飲まれる可能性も十分にあるのです。ですが、休憩後の引きが凄まじいのってなんのって、席に戻るなりボーナスの連チャンが止まりませんぞ!
とつぜん違法物の裏モノ使用に化けたんじゃないか?ってぐらいのボーナスの連打で、通常は頭上に置くはずのドル箱のスペースが無くなり、ついにはパチンコ用のデカ箱にメダルを移し替えて通路側に積まれました。こんなの私の台だけなので嬉しいやら恥ずかしいやらで、勝利は確信したものの、後はどれだけ出玉を伸ばせるかといったトコロ。
それにしてもポコポコ当たるボーナスの連打には驚きました。隣の優しいおじさんからの応援も後押しになり、閉店間際で謎の失速をしたものの、結果は8000枚オーバーの大勝利。ニューパルでこれほどの出玉を獲得したのはコレが最初で最後の出来事でした。何度もメダル補充をしてくれたスタッフさんに感謝!

この頃にはすっかり金銭感覚がバグってきていたバソ少年。
パチンコを始めた頃には千円でひりつき、1万円が大勝だったにも関わらず、いつの間にやら1万円を使うことにも抵抗が無くなり、数万円突っ込むのも当たり前になっていくと、ついには、
5万使ってやっちまったかと思えば、4万戻ってきたから…
実質勝ち!
的なパチンカス理論まで理解できるようになっていきました。
そんな時に救世主として1995年7月に登場したのが、
クランキーコンドル

ユニバーサル販売から発売された本機種は、4号機時代を物語る伝説の機種だったのは間違いない。
この頃にはすでに立派なパチンカスに仕上がった私の目に留まった、とある攻略マガジンのコラム記事。それが、かの有名な「リプレイ外し攻略法」だったのです。
リプレイ外しを超簡単に説明すると、意図的にリプレイ図柄を揃えない事により、ビッグボーナス獲得枚数を増やせるといった攻略法になります。要するに、攻略法を使わないでいると350枚程の平均獲得枚数が、リプレイ外しをする事によって平均400枚ちょとまで増やせるという驚きの攻略法でした。
なんだ、たったの50枚かよ!
そう思ったそこのアナタ!舐めちゃいけません!実はコレ、超スゲーのですよ!
何が凄いって、一度のビッグボーナスで50枚の差。つまりは等価交換で千円になります。少なく見積もって一日にビッグボーナスが20回当たったとしましょう。攻略法と適当打ちの差は2万円ですぞ!加えて通常時の小役回収打法を併用することにより、なんと!最低設定の設定➀でも機械割が100%を優に超えるのです。ちなみに「クランキーコンドル」の設定➀は、フル攻略で機械割が105.3%となってます。現在のノーマルAタイプの高設定の機械割ほどはあるのでスゲー事なのです。ついでに最高設定⑥のフル攻略時の機械割は破格の115.1%!
いまいちピンと来ないでしょうが、機械割105.3%というこの数字が表す凄さを説明すると、メダルを1000枚(2万円分)投入するとプラス50枚(千円)が期待できるという事です。分かりにくいかと思いますが、要するに打てば打っただけ勝利に近づける。1カ月間も頻繁に打とうものなら負ける方が難しいのです。
ですが、そう甘くはない…
せっかく攻略するにも目押しができるという条件がついてきますので、今までテキトーに遊戯してきた私にとっては高いハードルで、ボーナス絵柄を揃えるくらいの目押し力しかないのですから困りました。
ひたすらにパチ屋に通い、コンドルとの対決の日々の始まり。攻略マガジン通りの手順で通常時は上段青⑦を狙う、通称「青テン」狙い。
(通常時青テン狙いとリプレイ外しはコチラ↓↓)
通常時は、乏しい私の目押し力でも難なく打てるものの、ビッグボーナス中のリプレイ外しは困難を極めました。絵柄が丸見えの直視ができる者にとっては簡単な作業でしょうが、色が認識できる程度の未熟者の私には難しいにも程がある。全集中で挑みながら失敗を繰り返し、悔しい思いを何度も味わうも…
ついに念願のリプレイ外しに成功!
ひと気の少ないパチ屋で絶叫したのを忘れはしないだろう。
この感じ、このタイミングを忘れてなるものか!
身体で覚えた、完全オリジナルのタイミング打法がついに完成!
やったぜオレ!

コレで常勝間違いなし!
とんでもないモノを習得しちまったぜ!オレ!
調子に乗りまくった覚えたての頃は失敗も多々あったものの、リプレイ外しが成功するだけで嬉しく、ただただ満足で、回数を重ねる毎に経験値と共に爆上がりする腕前。憧れの「しのけんさん」に少しだけ近づけた気がした夏の日の思い出。

リプレイ外しを習得してからの快進撃は凄まじく、「クランキーコンドル」さえ打っていれば収支は右肩上がりに伸びていき、美味いモノが食べたかったらコンドル、洋服が欲しけりゃコンドル、CDが欲しけりゃこれまたコンドル、AV買うにも当然コンドル、
コンドル
コンドル
コンドル
何をするにもコンドル頼りのコンドルありきの生活スタイルに一変。
この頃は仕事を辞めちゃった人達で溢れかえったそうな…
そんな時代。
クランキーコンドルの登場により、技術介入要素の高いパチスロが次々と現れ、「目押し全盛期時代」に突入。そして、裏モノと呼ばれる連チャン機、CT機、ストック機、大量獲得機、AT機が登場しますが、私が一番の好みだったのは、大量獲得機の「B-MAX」になりますね。もちろん夢中になった機種は他にも沢山ありますが、やはりノーマルなAタイプが好きなんですよね。
ポケベル時代から始まったパチカス野郎の思い出は、数えあげればきりがありません。
パチ屋が禁煙など考えられない時代。スタッフさんまでもが目の前で喫煙し、女性スタッフがしゃがみこんだ際のむき出しの太もも、デカ尻のくい込みチェックは当然のパチンカス。勝ってようが負けていようが巡回レディのドリンクで運気上昇祈願。せっせと拾い集めたメダルで交換したセブンスター&オロナミンC。仲良くなり過ぎた景品カウンターのおばちゃん。やたらとデカい換金用の景品。背もたれ無しの丸椅子。開店待ちでのトラブル。などなど…
それはそうと、昔に比べて現在のパチンコ・パチスロのデザインや演出にやり過ぎ感を覚えるのは私だけでしょうか?
フツーでいいんじゃ!フツーで!
極端にシンプルでいいんじゃないですか?
なんじゃかんじゃでだらだらとパチスロ話をしてきましたが、思い出の数々で頭の整理もおぼつかない状態でまとめ切れませんので、今回はこの辺で…
おーーーい。ちょっとまてーーい!
『カエルと亀』の亀はどこいったんだ?
サーセン!すっかり忘れておりました。
亀といったらアレしかないでしょうが!もうっ、わかってる癖に!
ニューパルを始めて打ったパチ屋で、ニューパルの後ろにズラリと並んでいた台の事ですよ。
コレコレ↓↓

このブログでは今まで同様、ちょくちょくパチンコ・パチスロ関連の話題が出てくると思いますので、どうぞよろしく♡
おしまい。
それでは最後に今回も張りきって楽曲紹介いってみよ~♪
今回はパチスロの話題ということで…
スロットマシンが登場するRPGといえば、もちろん「ドラクエシリーズ」ですよね。カジノで豪華景品をゲットする楽しみも醍醐味のひとつ!
それでは、
「ドラゴンクエストⅤ」より
『街は生きている』
フローラを選択してしまった後悔から10数年後。プレステ2のリメイク版では迷うことなくビアンカを花嫁にしたことで、なんだかスッキリした覚えがあります。さらにスロットマシンの裏技で荒稼ぎしたのも印象深い、グッとくる作品であるのは間違いねーぜ!
ドラクエⅤは大好きっす♡
それでは、また会いましょう。
コメント お気軽にどうぞ~(お名前・メールアドレスは特に必要ありません)